性別とは
性別とは男/女の2種類と考えがちだが、おそらくは同じ数直線状に並ぶ無限段階に区分されるものである。
とかいっても何のことやらわからないだろうから、仮に10段階で表現しよう。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
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完全男性 | 一般的男性 | 中性的男性 | 中性的女性 | 一般的女性 | 完全女性 |
するとこのように表現される。
また、この表現は「肉体」と「精神」の双方について使用される。
これは、人間は母体内で成長する際に、肉体的性別と精神的性別が別々の時期に形成されることに由来する。
具体的には、母体内でどのくらい定量的に女性ホルモンが分泌されるかに起因する。
例えば肉体の性を決定する際に女性ホルモンが大量に出て「肉体は女性」と決定されたにもかかわらず、その後に女性ホルモンが減って「精神は男性」と決定される場合がある。このような状態で生まれる人間を「性同一性障害」と呼ぶ場合がある。
「母体を安定させ、不安などを取り除く」りはこのような“事故”を防ぐ目的から考えられた古代の智慧だ。
多くの場合、見た目の性別と精神の性別は一致しているほうが好ましい(てか大多数)。一致していないと、その子供は大きなハンディキャップをもつことになる。見た目はいかつい男でも女性的な面を持っている程度であればよいが。
この10段階表記を行う場合、人間は精神的性別が肉体的に3段階離れた相手を「異性」と認識してしまう。
たとえば精神:一般的男性(3)にとっては肉体:男性全般はすべて同性であり、肉体:女性(6-10)はすべて女性として認識される。
しかし、精神:完全男性(1)にとっては、肉体(4)の男性はすでに異性である。知識・環境面から男性として認識するが、生得面では異性だ。
生得としての同性愛はこのようにして起こる。
不幸な事故が始まりかもしれないが、彼/彼女にとって、異性とは自分の性から離れた相手なのである。