ドラゴサはドラコリッチとして知られる強力なアンデッド・ドラゴンで、ダンジョン誌の『長虫の時代 Age of Worms』冒険群の主役である。ドラゴサはかつては強力なレッド・ドラゴンで、ティアマトの最強の配偶者だった。ある時、ドラゴサは女主人の機嫌を損ねてしまい、アヴェルヌスを早急に立ち去る必要に迫られた。オアースに至る過程で、ドラゴサはキュスの軍門に降った。やがて彼はドラコリッチとなり、キュスの最強の下僕となった。ドラゴサの棲処は、亀裂峡谷の近くにあるワームクロール裂溝にあると思われる。
第2版のRPGA冒険者組合トーナメント・モジュール『ドラゴサの棲処 Dragotha's Lair』(ブルース・R・コーデル、1999、2001)において歴史的情報が提供される。この歴史によれば、ドラゴサは『白羽山 White Plume Mountain』モジュールに登場する、ケラプティスという悪名高いウィザードの魔法の装置クラウン・オヴ・モータリティ the Crown of Mortality によって強制的に休止状態(不活性化)に追い込まれている。第3版の『白羽山』ウェブ・エンハンスメント『山の外は中と同じくらい危険だ Outside the Mountain is Just as Dangerous as Inside』(ロバート・ヴィーゼ、2006)によれば、ドラゴサはアンデッド化する以前はブラック・ドラゴンだった(上記と異なりレッドではない)。
『ドラゴサの棲処』への遠征は、CY5世紀頃に書かれたとされる『ドラゴサの爪 The Claws of Dragotha』という詩に歌われている。ドラゴサは『白羽山』モジュールの絵地図にも言及されている:「この先アンデッド・ドラゴンのドラゴサの棲処、素晴らしい財宝と惨たらしい死が待ち受けている」。