ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序

 スーパーΖガンダム


 エヴァの再映画化。といっても前回の映画 *1 は「イデオン接触篇」なみの酷い出来だったので、今回はある意味初映画化とも云える。
 内容は…完璧 に近いと思う
 エヴァはテレビシリーズ、映画シリーズのあとにリニューアル版と云う(たぶん)デジタライズされた作品があるが、おそらく今作はほぼ全面的に作画し直しているかデータ修正をしていると思う。過去に似た画面を見ているのだが、いささか記憶と食い違いがある。歳のせいと言われればそこまでだがw
 テレビでは十七使徒だったが今度は十三使徒。おまけに第三使徒はいつの間にか倒され、旧第三使徒サキエルは第四使徒となっている。序ではシャムシェルラミエルを倒すところまでが描かれる。


 いずれにせよガイナックス特有の作品への異様なまでのこだわりが生きた素晴らしい出来でした。方式がセル→CGに切り替わっているはずなのに、違和感を感じさせない技術力(絵柄ではなく動きのレベルで)はたいしたもので、これだけの技を持っているアニメ集団はジブリ程度なのではないかと。京アニやゴンゾだとまだ映画化に堪えないようだし。
 もっとも、ガイナックスの本当の持ち味はマニア特有の膨大な知識と見た人を騙すハッタリだ。
 ストーリィの根幹は「謎の怪獣vs人間の作った巨大ロボ(?)」と言うまったくもってありえない話で、かつその展開も(素人の子供をその場で実戦に使う)かなりこじつけないと承服しがたいところなのだが、そのバカバカしい話の周辺設定を補強して「設定世界上は矛盾していないように見せる」という技が素晴らしい。端から吹き飛ばされるビル型砲塔や陽電子砲のヒューズ、動員された変圧器の山、周囲を走り回り太いケーブルを取り回す作業員とかバカネタをまじめにやっていかにもな絵面にしてしまうなんて、余所は「金と時間をやるから作れ」と言われても不可能ではなかろうか。
 アニメはどうあがいても現実じゃないんだから、それなりに観客に訴えようと思ったら実写撮るより説得力を持たせなくてはならないってことがよくわかる話でした。


 聞いたところエヴァ再映画化は庵野自身が2年ほど前に言い出したとか。そのころのアニメ界はΖガンダム映画化の話題が挙がっていた頃なので触発されたかね?


 次回は「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」とか。スピンオフ *2 の要素も入っているのかもしれない。あとパラレル *3 ネタも。

*1:Death & Rebirth

*2:鋼鉄のガールフレンドとか

*3:最近流行のw 実は新劇場版は前作で補完された後の世界とかね