ナショナル・トレジャー リンカーン暗殺者の日記

 定番


 というわけでディズニー映画実写班の新作。
 ハリウッドの“2作目の定番”どおり、

  1. 前作のハッピーエンドは悪化してスタート。
  2. 1作目に力を注ぐ過ぎたせいか、全体的にパワー不足。
  3. 3作目への引きがある。

となっている *1
 まぁ、そりゃ建国300年にもならない新興国家では謎が幾つもないだろうというものだが、そこはそれ。見事に先住民の遺産を引っ張り出してきて国家の遺産に加えてしまいました。
 現実なら、何か熾烈な権利闘争の幕開けとなりそうなものだが、そこはディズニー。そんな汚いものはあっさりとスルーしている。


 1作目と同じくご都合が多いが、素早い展開を楽しむ映画としては悪くない。
 適度にハラハラドキドキ、絶対悪ではない悪役、ちょっとしたお涙、と子供に安心して見せられる映画という感じ。
 期待どおりの映画でした。いろいろな意味で。


 毎度おなじみの設置理由のわからないトラップがいくつか出てくるが、CMでおなじみのアレはどこかで見たなとか思ったら、
 我われは…この罠に見覚えがある…。この不安定な床の罠を知っている。映像として再現されたこの罠を!
でしたw
 これもいろいろな意味で定番罠かもしれない。


 でも、ダイアン・クルーガーは良かった。ただ綺麗なだけの女優と思ったら、実に魅力的な表情をしている。
 湯屋敦子さんの吹き替えとあいまって、彼女を見るだけでも価値があるなぁ、とか思ったね。


 満足満足w

*1:まだあるけど思い浮かばない。