D−Wars


( ゚д゚)、ペッ.。oO( *1


  500年に一度、善龍と悪龍 *2 がヨイジュと呼ばれる宝玉をめぐって互いに争うという伝説があった。ヨイジュを手に入れた龍は天に昇ることができるのだ。
  そこで舞台は1507年の韓国。平和に暮らす王国 *3 にひとりの王女が生まれた。王女の肩にはドラゴン型のあざがあった。彼女はヨイジュを宿して生まれたのだ。そこに悲劇が始まる。
  善龍を天に送ろうと考える善なる道士は彼女の護衛として自らの愛弟子を送り込んだ。そしてこの護衛は時満ちた暁には彼女を殺すように命ぜられていた。道士は王に対して娘を人身御供に送り出すように説得した。善龍を天に送るためだ。しかし王は拒む。
  そのとき、悪龍に仕えるダースヴェイダー(仮名)が現れ、王国に攻撃を開始した。彼は邪悪な銀ギラの洋風甲冑に身を包んだ歩兵大隊と、背中に巨大な迫撃砲を積んだ怪獣を引き連れて16世紀(というより三国志とかの時代風な)の王国に攻め込んだのだ。戦闘準備を整えているわけでもない中世な王国は前近代的兵器 *4 を持った悪の軍勢の前に瓦解した。王は殺され、王女が悪龍の前に引き立てられようとしていたとき、道士と護衛が現れて王女を救い出した。王女を護衛に任せて逃し、道士は敵中に残るも、手傷を負いやむなく撤退した。
  道士は、王女を善龍に捧げなくてはならないとするも、王女と恋仲になっていた護衛はそれを拒み、王女を悪龍に渡さないまでも互いに崖から海に転落して命を絶った。
  悪龍は歯噛みし、次なるチャンス(500年後)を待った。


  そして現在…。おい、ちょっと待て。善なる龍はどうした?


  主人公はジャーナリスト。とある爆発事件の取材中、現場で大きな動物の鱗のようなものを目撃する。それにより、彼は子供のころの記憶が喚起される。
  貧しい父親と一緒に古道具屋に向かった時、ある遺物が発した光を浴びたのだ。その遺物とはかつての護衛が手にしていたペンダントであり、彼はその護衛の生まれ変わりだったのだ。彼は古道具屋の店主から過去の話と現在の状況、何を成すべきかを知らされる。古道具屋の店主とはかつての道士そのひとであり、彼と同じく現代に生まれ変わった王女の生まれ変わり(サラという名前)を守り、善龍に捧げなくてはならないというのだ。


  ああ、まてまて。前世は韓国人、今世は米人ですか、そうですか。道士は御当人がまんま500年生きたみたいだけど、おまえ人種が違ってるじゃねぇか。しかも若返ってるしw


  ともかく現代に生まれ変わった王女であるサラは悪夢に悩まされていた。ダースヴェイダー(仮)が悪夢に現れ、彼女を殺そうとするのだ。気が滅入っている彼女の心を解きほぐそうと彼女の友人がバーにさそうも彼女は早退。バーの帰り道、店から10メートル程度の通りでチンピラに絡まれる。友達は店外に出た彼女を無視。つめてぇな。そこで颯爽と現れる米人版道士。チンピラ3人を叩きのめすと颯爽と去っていく。通り魔?
  その夜、ついに復活した悪龍は腹が減ったためか、動物園で象をぱくりと5頭たいらげる。他の動物は無視…。
  彼女は事情説明のために警察へ。警察から解放された後、彼女は心臓の痛みを訴えて入院。気がつくと彼女は精神科病棟で隔離。なぜ? 理由説明皆無。彼女が隔離されている夜、彼女の家に復活した悪龍が現れる。とつぜん。前置きはあったかもだが、街中に突然! 入院した彼女の身の回りのものを取りに来ていた彼女の友人がパクリ。ご臨終。
  そしていまだサラをさがしている主人公は、チンピラ撃退事件からサラのことを知り、彼女の自宅に向かう。そこは悪龍に破壊されていた。ご近所のうわさから彼女が入院していることを知ると、主人公は病院へ。受付はにべもなく主人公の面会をはねつけるが、主人公のファンだという医師が面会させてくれる。いいのか?


  ようやくサラとめぐり合った主人公は、過去のいきさつと現在の状況を説明する。ほぼ電波。しかし両者まじめに、笑うこともなく受け入れる。大丈夫か? 道士は聖なる洞窟を目指せとか言っていたが、それどこ? 米大陸? 500年前の韓国人には絶対行き着けない場所とか?


  そこに悪龍の襲撃が。病院にドカーンと突っ込んできてそこいら中ぶち壊す。ダース・ヴェイダー(仮)も現れ、サラを連れ去ろうとする。主人公の友人と車のボディチャージ(平たく言うと轢いただけ)の助けを借り、辛くも逃げ出す。追いすがる悪龍の車投げ(文字通り)により乗っていた車が壊されヴェイダー(仮)に追いつかれるも、今度は道士が車でボディ・チャージをかまして逃走に成功する。


  必殺技は交通事故 (;^ω^)


  主人公とサラはとりあえずヘリでメキシコあたりにでも逃げようと画策。そこで取材ヘリを利用しようとし、(わざわざ)ビルの天辺にあるヘリポートへ。
  そこでふたたび悪龍の襲撃。ドカーンと街中暴れまくり。渋滞車両を弾き飛ばしまくりながら主人公たちに迫る。主人公はビルに昇り、ヘリで逃走を試みる。ビルに巻きついて追いすがる悪龍。ここが右上の絵ね。悪龍はヘリに噛みついてそれを落とすも、ギリギリで主人公たちはヘリから飛び降りて助かる。しかしビルの上に2人だけ。目前には悪龍の顔。
  そこで現れる警察の攻撃ヘリ部隊(たぶん州軍)。巻きついた悪龍の顔面にガトリングガンがわんさか叩き込まれる。ダメージ量がDRを追い越し、悪龍は落下。えーと。
  そのときダース・ヴェイダー(仮)の解き放ったドラゴン部隊(たっぷり。超大型サイズで[火]のブレス吐く)が飛来し、ヘリ部隊と空中戦開始。ガトリングガンで落ちるもんだね。ブレスもヘリを打ち落とすし、組みついて落としたりと微妙にニユニユ。


  また500年前に使ったギンギラ歩兵&迫撃怪獣も現れ、ロスの街中で州軍と正面切って打ち合い。すげぇ、戦術が三国志とかわんねぇ…。


  その喧騒の中、この戯言的伝説を信じちゃったFBIに拉致られ殺されそうになりつつも、内紛でそれをかわした主人公とサラはメキシコへ。
  しかし案の定、陸路を車で進んでいると悪龍登場。あえなく車は破壊され、暗転。


  次に気がつくと、悪の勢力の居城の前で柱に縛り付けられている主人公。サラはまもなく人身御供になりそうな身。
  天は掻き曇り、地平線の彼方まで荒野。ここはどこ。地球なの?


  城の中から悪龍登場。ああ、ここがおうちなんだね。おっきいね。よかったね。
  最後まであがこうとする主人公をうざく思った主人公に対し、ダース・ヴェイダー(仮)は剣を突きつけペンダントに突き刺す。すると何かのエネルギーが逆流してヴェイターあぼ〜ん。えーと。
  ついに悪龍がサラをパクリといただこうとしたとき、ようやく現れる善龍。いままでなにを・・・。
  善龍と悪龍の取っ組み合い開始。ああ、こういうのみたみた。うるとらまんとかこんなかんじだったよね。


  しかし善龍形勢不利に。ついに倒されそうになったとき、サラの体から光が分離し、光は珠となり、善龍の中に。
  すると善龍(デザイン的には右上のイラストと同じようなの)が進化し、天龍に化けたのだった(ぼぉやぁ、よいこだねんねしな〜♪


  なんだってぇ!!! (AA略


  天龍になった善龍は簡単に悪龍を倒し、天に向かったのであった。


  なお、サラはなんとなく霊体風味になったかと思うと、来世で逢いましょうとか突飛なこといってあぼ〜ん。
  また道士が突然現れたかと思うと、強引にまとめてチリのように崩れ去り消えていった。これもあぼ〜ん。


  そして荒野のど真ん中、よくわからない文明のよくわからない勢力が築いた城に残された主人公の運命はいかに!!


  一言で言えば、ま、韓流だね!

製作総指揮 シム・ヒョンレ
製作   
原案   
脚本 シム・ヒョンレ
監督 シム・ヒョンレ
企画   


  疲れた…

*1:ああ、まあな、ドラゴンの動きは良かったよ。ブレス吐くドラゴンvs戦闘ヘリなんてのはそうそう観れる映像ではないしな。d20モダン好きなら堪えられない戦いだろう。しかしあの変な洋風甲冑着た軍団はなんなのよ。あんなのが16世紀の韓国にいるかよ。符術で作り出した兵隊らしいけど、あんなの着想できるわけねぇだろ。おまけにはっきり言えば、登場人物はみんなアホみたいにクソまじめに出来事をまじめに捉えているしな。どう考えてもこの状況は夜間警備員のようなリアクションが正常だろう。もう駄作も駄作、スーパー駄作! 日本人の視点で言えば、60年代から70年代にかけて安価に量産された怪獣映画をまんま現代の技術で焼直したような作品だよ。しかもゴジラガメラのようなメジャーどころじゃねえ。バランとかガッパとか名前も聞いたことのねぇやつな。久々にしょうもない映画観たわ。てか主人公、あそこから文明の地に帰る事出来ねぇだろ。東西南北完全な荒野じゃねぇか。どうすんだ?

*2:龍というより蛟かな。無翼で空は飛べない

*3:どこかは問わないw

*4:現代ではないw