ダンジョン誌#161のシナリオ 20081210 寺院の狭間 The Temple Between

  英雄段階最終回!


  〈戦の鱗片〉シリーズ第6弾! 9レベル用冒険です。

  〈戦の鱗片〉冒険群は『寺院の狭間』をプレイすることで英雄段階を卒業する。 PCはオーヴァルック市に帰還し、救世主として各種の行事に参加する。 けれども行政官をはじめとして、未知の敵との戦いを進めようとするPCの努力は至るところで ‐ 奇妙なことに ‐ はねつけられる。 そして活動中の敵軍哨戒中、彼女らはオーヴァルック市やエルシア谷を襲わんとする新たな脅威を発見する。彼女らは都市の陥落を防ぐことが出来るのか? 彼女らは自らの背後を守ってくれる同盟者を獲得することが出来るのか? そして彼女らは最新の脅威をかわし、谷の新たな敵を暴き立てることが出来るのか?

  エルシア谷の西端は最近まで大きな問題を抱えていた。 ストーンホーム山脈を越えてオークの軍勢が来襲しようとしていた。それはボードリン監視所が未然に防いだが、人々の心の中には影が刺していた。 大洞窟の影にはいまだ怪奇な敵対的シャドウ・クリーチャーが潜んでいた。 市内で有数のドワーフ氏族のあいだでは、政治闘争が激化していた。
  これらすべての事象は都市を弱体化していた。見えない敵が近づいていた ‐ 誰も想像できない敵が。 この敵の究極の目標にエルシア谷は含まれていない。しかしオーヴァルックの制圧はその第一歩として必要だった。
  敵はいた。少なくともその一部が。すでにここ。


  作者はアリ・マーメル。ホワイト・ウルフとウィザーズでライターをしている。私にとってはもはや安定感のあるおなじみさん (^ω^)