Sneak Peak:そうだ、オルクスをぬっ殺しに行こう! *1

  これが私なりのD&D4eへの取り組み方。


  最低レベル(1レベル)を経験したのだから、次は最大レベル(30レベル)を経験してみようというお話。
  ムチャな話というのは先刻承知。しかしそれをやるのが大老害 (^ω^)
  理論的数値はルルブを読めばわかるが、やってみてわかること、やってみなくてはわからないことも多かろうということですな。
  敵はタイトルにあるとおりオルクスとその取り巻き(デーモンとかアンデッドなどなど)。


  そして以下がこの無謀な企みに加わってくれたプレイヤーたち。

役割 名前 種族 クラス 伝説の道 神話の運命 プレイヤー
防衛役1 アバター ドラゴンボーン パラディン ジャスティシアー デミゴッド michiさん
防衛役2 ビリ ドラゴンボーン ファイター アイアン・ヴァンガード デッドリィ・トリックスター yukaさん
撃破役1 AS・ムーア ティーフリング ウォーロック フェイタッチト デミゴッド March Hareさん
撃破役2 トルマリン ハーフリング ローグ ダガー・マスター デッドリィ・トリックスター 羽生響さん
指揮役1 シャクレイド・アウゴ ドワーフ クレリック エンジェリック・アヴェンジャー デミゴッド ドワさん id:Dowa
指揮役2 アトルシャン ドラゴンボーン ウォーロード バトル・キャプテン デミゴッド ずずずさん
制御役 ベーテ エラドリン ウィザード ブラッド・メイジ デミゴッド ロームSさん


  というわけでシナリオですが、その中身はないw
  実際のところ、『4eは戦闘が長い』とは既に言われており、高レベル帯では『敵のヒット・ポイントが増える割にはダメージ量は上がらない』と言われている事から、シナリオではなく遭遇戦を試すことにする。
  構成は技能チャレンジを1回、戦闘遭遇を2回。

技能チャレンジ
  高めの難易度設定ということで、『6回失敗する前に12回成功しろ』を選択。
  状況設定はプレインシフトでタナトスのナラテュルに移動中、敵のど真ん中に突入することを嫌った冒険者一行が魔法を改竄して状況を有利に運ぼうとしたといった感じ。

盗賊(成否回数に含む、最大3回:難易度32〉
  タナトス周辺に仕掛けられた次元間移動者に対する罠を見分ける。
  失敗:次元間の罠に掛かる。全員〈持久力〉判定難易度28を行い、失敗したなら3d10ダメージ。
知覚(成否回数に含む、最大6回:難易度31)
  周囲の状況を探り、正確な到着場所を突き止める。
魔法学(成否回数に含む、最大4回:難易度31)
  魔法の働きを知り、細部の調整を行える。

  以上が基本判定。

完全成功(12回成功する前に2回しか失敗しない)
  敵を自由に配置した後に、パーティを任意箇所にスクエア(3×3の9名)配置する。
成功(6回失敗する前に12回成功)
  敵をランダム配置した後に、パーティを任意箇所にスクエア配置する。
失敗(12回成功する前に6回失敗)
  パーティを中央にスクエア配置した後に、敵をランダム配置する。
完全失敗(6回失敗する前に2回しか成功しない)
  パーティを中央にスクエア配置した後に、敵をDMが配置する。

  つまり成功すると遭遇開始状況を有利に設定でき、失敗すると不利な状況で開始することになる。ちなみに盤面は22×22。


  さらに個々人で以下の判定に成功すると、有利な状況を得られる。

運動(成否回数に含まず:難易度31)
  成功:出現場所を1マスずらすことが出来る。
  失敗:体に無理がかかり2d10ダメージをこうむる。
軽業(成否回数に含まず:難易度30)
  成功:イニシアチブに+1ボーナスを得る。
  失敗:イニシアチブを失う。最後に動いた敵より1つ遅い手番になる(成功に優先)。
隠密(成否回数に含まず:難易度34、1回のみ)
  成功:不意打ちラウンドを得る。
  失敗:1ラウンド間アクションを行えない。

  これが正しい技能チャレンジかどうかは知らない
  ちなみにさすが30レベル・キャラということで完全成功しました。不意打ちラウンドは3人しか得られませんでしたが。

戦闘遭遇1
  ナラテュルにあるオルクス城の広間に出現する設定。技能チャレンジの結果で初期配置が決定される。敵は以下のとおり。

  • バロール(27レベルのエリート暴れ役)2体
  • マリリス(24レベルのエリート襲撃役)
  • グラブレズゥ(23レベルのエリート暴れ役)
  • ヘズロウ(22レベルの暴れ役)
  • ブラックファイアー・ドラコリッチ(23レベルのエリート制御役 *1
  • ビホルダー・アイ・タイラント(19レベルの砲撃役 *2
  • リッチ・ヴェスティージュ *3 (26レベルの雑魚)20体

  以上合計経験値は130450。30レベル・キャラクター7人にとっては『簡単』である。
  時間制限を設けたため全滅まではできなかったが、バロールとグラブレズゥ以外は倒されたので、あと30分あったら全滅したと思われる。

戦闘遭遇2
  オルクスの待つ広間に出現する設定。技能チャレンジはなく初期固定配置である。

  • オルクス(33レベルのソロ暴れ役)
  • オルクス・ブロス(33レベルの暴れ役 *4
  • オルクス・ゾンビ(27レベルのエリート襲撃役 *5
  • 雑魚オルクス(33レベルの雑魚 *6)5体

  以上合計経験値は246750。30レベル・キャラクター7人にとっては『難しい』レンジの中間くらいである。
  3時間ほどの激闘の末、全滅。


  戦闘データは収集できたので、後日解析したいと思います。
  ひとつ分かったことは、状態変化が非常に多い。そしてそれを逐一追跡するのは難しい、という事。
  4×4のオルクス・ユニットの上に4つも5つもマーカー乗ってりゃ、何がなんだかわからなくなるのも通りw
  その辺をうまくクリアーできないと、PCのパワーが増えれば増えるほどプレイ・アビリティは減少していくのかなぁ…。


  説明文章入りの状態マーカーを作る必要がありそうです。
  そしてそのマーカーには終了期限(誰のターンの終了時までか、セーヴ終了かの別で)が必須ですね。

*1:本来のブラックファイアー・ドラコリッチはソロであるが、ヒット・ポイントの関係からエリートに格下げ調整した。

*2:本来のビホルダー・アイ・タイラントはソロであるが、ヒット・ポイントの関係からソロを外した。

*3:リッチの残骸の意。上級クラスの原語であるプレスティージュの反語かな。

*4:オルクス本体からソロ・テンプレートを外し、いくつかのパワーを削減したもの。

*5:中の人はオルクスの総督であるドレサインさん。サイズは巨大に変更。

*6:オルクスを雑魚に格下げ調整したもの。いくつかのパワーを削減してある。