ノウイング
トンでも電波なネタw
とあるところに実に利他的な宇宙人がいました。
宇宙人たちは太陽を見て言いました。
「むう、この太陽、あと50年後には大規模フレアを起こし、内惑星系を焼き尽くしてしまうぞ!」
「兄者、第3惑星には知的生命が住んでおるぞ。このままでは滅んでしまう。どうすればいいんじゃ?」
「このまま捨て置くわけにはいくまい。彼らに助け舟を出そうではないか。」
「しかしこの星の住民は少なく見積もっても20億はおるぞ。そのすべてを助けるのはワシらの手に余る。どうしたらいいんじゃ?」
「やむをえん。彼らにはワシラの言葉で警告を発しよう。それを聞き取れた者は助ける。聞き取れなかった者は捨てる。そうやって選択しよう。」
とか妄想 (^ω^)
といった背後があるのかどうかは知らないが、1959年の米国、とある小学生が電波を受信します。彼女はそれを自らの解釈で書き留め、偶然にもタイム・カプセルに封入することになります。
書き留めた内容は単なる数値の羅列でした。少なくとも余人にはそう見えました。実際には、それは数列などではなく、前述の宇宙人が人類に対して
「この先50年間にこんだけ酷いことが起こるぞ。注意しろ。時間と場所と犠牲者数は教えてやる。読み取れた奴だけ助ける。後は死ね!」
という警告だったのです。ただ人間の限られた脳ではすべてを解釈することは出来ず、単なる数列となってしまいましたが。
そしてそれを解析したのが主人公(ニコラス・ケイジ)でした。
MITにゼミを持つ彼でしたが、彼とても完璧ではなく、当初は数秘術 *1 に従い事件の発生日と犠牲者の数を拾い出すのが精一杯でした。
当然ブランク数列はあり、友人に「ブランクの意味は?」と突っ込まれたりしますが、それは後に緯度経度であることの気付くという仕掛けだったりもします。つまり数列は全部意味があるものだったんですね。
彼は良心の人で、この警告に従い米国内での事件を未然に防ごうとしますが、所詮民間人が右往左往しても得るところはなく、悲惨な事件を目撃するだけに終わります。
なお、最後の数値は「ヨヨ」と書かれていました。これは何かと不明だったのですが、筆記者の癖(ここ笑うところ)で鏡像文字で描かれていることがわかりました。
つまり「ヨヨ」ではなく「EE」。すなわち「Everyone Else = 全て」だったのです。
まあ、こんなデデンパ映画についてのグダグダした評価を読んでも面白いものではないでしょう。
したがってオチを書きます。
電波が聞こえた主人公の息子とその女友達(と1つがいのウサギ)は宇宙人に助けられ、別の惑星に送られます(画面には他に20基ほどの宇宙船が映っていましたので、合計50人ほどでしょうか?)
そして残った人類は太陽フレアにより惑星ごと焼き尽くされます。
以上
ある意味、すがすがしい終わり方でした (゜ω。)
製作総指揮 | スティーヴン・ジョーンズ、トファー・ダウ、ノーマン・ゴライトリー、デヴィッド・ブルームフィールド |
---|---|
製作 | アレックス・プロヤス、トッド・ブラック、ジェイソン・ブルメンタル、スティーヴ・ティッシュ |
原案 | ライン・ダグラス・ピアソン |
脚本 | ライン・ダグラス・ピアソン、ジュリエット・スノードン、スタイルズ・ホワイト |
監督 | アレックス・プロヤス |
ニコラス・ケイジってさ、『ナショナル・トレジャー1・2』では行動力のある知識バカという現代のインディ・ジョーンズ的なキャラクターを演じているけど、『ネクスト』とかけっこう微妙なデデンパ映画にも出演しているんだよね。
トム・クルーズもそうなんだが、あちらの俳優には世に言うカルトや疑似科学(ダウジングとかのインチキ科学)の信奉者って多いんだよね。
こいつもそういう俳優なのかもしれないな。
日本でも創価学会系の俳優いるから他国のことばっかり言えんが (;^ω^)