泥に突き立つ杖 Stick in the Mud ダンジョン誌#171のシナリオ 20091007

  〈混沌の痕〉冒険1A!

  『泥に突き立つ杖』は〈混沌の痕〉のキングス・ウォール付近を舞台とした、1レベル・キャラクター5人向けの短時間冒険である。 PCは長らく廃墟であった城砦で悪しきブリーワグ部族と戦うことになる。 城砦はかつてゴライアス・ソーサラーの住居であり、強力な魔法のアイテムで維持された〈元素の渾沌〉に至る小型のポータルが開かれていた。 泥濘はポータルを介して着実に流れ込むと廃墟の地下に広がる地下室に堆積した。そしてブリーワグに最適な泥んこ遊びの会場が作られたのだった。

  天空より落ちてきた巨大な隕石は大地に穴を穿ち、それは〈混沌の痕〉と呼ばれた。そしてそれは大地に傷つけるとともに、ヴォラーンの城砦も破壊した。 沼は干上がり、乾燥した荒地と化した。 城砦の1階部分と地下研究室だけが破壊を免れた。しかしその残骸ですら、隕石が落下した後に降った堆積物に埋もれてしまった。 ヴォラーン自身は自宅の残骸から逃れ去ることが出来た。そして彼の名と遺産は歴史の波に埋もれていった。 現在、隕石の悪しき誘惑の言葉に引き寄せられたブリーワグの部族が、城砦の残骸を暴き、棲みついていた。


  作者はエイリン“ブラックダージ”ラデル。グッドマン・ゲームズ社の執筆者にして編集者であり、フリーランスの執筆者にしてRPGデザイナー、そして4e雑誌であるレベル・アップ誌の編集長である。