鋼の抗争 Clash of Steel ダンジョン誌#172のシナリオ 20091117

  シティ・アドヴェンチャー(または抗争劇か?

  ステラ・デイブリンガーはバリンズゲイト市の同胞会でも最も影響力のある人物だ。 彼女は合法/非合法を問わず様々な交易に従事したことにより、今の地位を築いた。 現在、彼女の最も有力な犯罪仲間の1人 ‐ 彼自身ギャング団のボスだ ‐ が彼女を裏切った。そのため、彼女はこの関係が明るみに出る前に、早急な支援を必要していた。 市民はギャング団の抗争に苦しんでいた。そのためPCは迅速に行動しなくてはならない!

  バリンズゲイトは小都市であるが、新興の交易拠点として発展していた。 そこは当初、山賊の野営地にしか過ぎなかったが、口にするのをはばかる商売と非合法取引の安全地帯として、ゆっくりとだが発展してきたのだった。最も有力な山賊の指導者は、取引の範囲を広げて富を蓄えた。その結果、商売は合法的なものへと推移していった。 伝統的に、彼らは自身に貴族としての称号を与えた。 ウォーロードによる戦場会議は同胞会に変化した。その議長は市長であったが、あくまでも同胞会の代弁者でしかなかった。 にもかかわらず、山賊はいまだ市の中でも大きな勢力を占めていた。


  作者はジェニファー・クラーク・ウィルクス。1995年よりウィザーズで働いており、『ドラコノミコン:クロマティック・ドラゴン』、『信仰の書』、『Wizards Presents: Worlds and Monsters』に携わっている。
  彼女は、作品を仕上げていないとき、ゲームをするか内なる小鬼にエサを与えているとか何とか (;^ω^)