倒れろ! 観客としての願い (つω;`)
ちょいと不安があったがおもしろかった (^ω^)
背景設定として覚えておくことは、ある個人が見ている夢に他の者が相乗りできる機械装置がある。
他人の見ている夢に入り込み、その人の持っているアイデアを盗み見ることで生計を立てる泥棒がいる。
またそれに対する防御手段も存在している。
そんな世界設定。
物語は単純。ある会社の社長(渡辺謙)の夢に入り込んだ主人公(デカプリオ)であるが、途中で妨害を受け仕事に失敗する。
撤退する主人公らであるが、社長の方が一枚上で捕捉されてしまう。しかし、社長は報復ではなく、代わりに仕事を依頼してきた。
ライバル会社の社長の夢に入り込み、その実父である会長との間に仲違いをさせるアイデアを植えつけろ(インセプション)というものだった。
社長は依頼に対して対価を支払う約束もした。主人公らは困難なインセプションに挑むことになる…。
“夢の世界”という荒唐無稽な設定を扱っているが、これがなかなか練られていて面白い。
夢の中は時間の経過がゆっくりだとか、地形は事前に自由に設定できるとか、登場人物は潜在意識の具現化したものとか、夢の中で夢を見られるとか、その場合は2段階目はさらにゆっくりと時間が進むとか。
あるきっかけを設定しておいて覚醒することが可能だとか、夢の中でも痛いものは痛いとか、死ねば起きるとか、薬物などで肉体が昏睡している間の夢で死ぬと虚無に落ちて植物人間になるとか。
よく考えたねぇ、ほんと。映画1本のネタとしてはもったいない出来。テレビ・シリーズ作ってもいけるんじゃないかと思う。
ちゃんと伏線も張ってあるし、ラストのあれの揺れは、まさに“倒れろ! いや、倒れてください!”と祈ってしまうほど。
良い作品です (^ω^)
製作総指揮 | クリス・ブリガム |
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製作 | エマ・トーマス、クリストファー・ノーラン |
原案 | |
脚本 | クリストファー・ノーラン |
監督 | クリストファー・ノーラン |
D&D的に言うと、別の次元に踏み込んだとき時間の流れが違うとか、いろいろヒントになることが多いと思う。
見てみるとよろし。