種別のピラミッド The Type Pyramid

 若干のクリーチャーの種別は他よりも変更が容易だ。いくつかの、例えばアンデッドなどは種別を変更することができない(これはごくまれな例だ)。複数のテンプレートを重ねたクリーチャーの種別を決定する指針として、ピラミッドのような模式図で種別を調整する。ピラミッドの基底部には最も簡単に変更できる種別が位置する。頂部に位置する種別はほとんど、あるいはまったく変更ができないものだ。


ピラミッドの意味 Purpose of the Pyramid
 通常、最後に適用されたテンプレートがクリーチャーの種別を決定する。しかしながら、若干のテンプレートはその後に追加されるテンプレートに優先してクリーチャーの種別を決定する。ピラミッドのより上部の種別は、より下部の種別が後になって追加されたとしても優先し続ける。例えば、あなたはハーフドラゴン・テンプレートをアース・エレメンタルに適用することができる。そしてそれはエレメンタルの種別を維持し続ける。
 ピラミッドはクリーチャー種別について規定するものであり、テンプレートを適用する順番を規定しているわけではない。


ピラミッドの基底部から頂部まで The Pyramid from Base to Top
動物、人型生物、蟲:これらの種別はピラミッドの基底部を構成する。これらは最も単純なクリーチャー種別であり、人外な能力をほとんど持っていない。彼らに適用されたテンプレートのほとんどは、彼らの種別を上書きする。
魔獣、人怪:これら2種類は基底部の1段階上という狭い帯域を占める。これらは人型生物などを上書きするが、より人外な種別である異形、フェイ、巨人、来訪者、人怪(変身生物)に上書きされる。
フェイ、巨人:これら2種類は魔獣と人怪の1段階上を占める。これらは動物、人型生物、魔獣、人怪を上書きするが、他の種別に上書きされる。
ドラゴン、人怪(変身生物):これら2種類はフェイと巨人の1段階上を占める。
異形:この種別は単独でドラゴンと人怪(変身生物)の1段階上を占める。
エレメンタル、粘体、植物:これら3種類は頂部直下の帯域を占める。もし何か他のテンプレートが彼らに適用されたとしても、一般にこれら3つの種別は維持される。
人造、来訪者、アンデッド:これら3種の種別はピラミッドの頂部を占める。クリーチャーがテンプレートを適用する過程でアンデッドか人造になったなら、その時点で他の種別を得ることはできなくなる。クリーチャーが物質界の現住生物でなくなったなら、その途端にそれは来訪者となり、そのままであり続ける。