順番 Order

 複数のテンプレートを適用したクリーチャーを作成するには前記のルールに従って行われる。あなたはモンスターを完成させるまで、一度に1つずつテンプレートを適用していく。
 あなたは開始前に、行程についての計画を立てるべきだ。あなたは適用を希望するテンプレートを決定し、そして基本クリーチャーを選択する。まずあなたが選択した基本クリーチャーに、最初のテンプレートが適用できるか否かを確認しろ。もし最初のテンプレートが基本クリーチャーの種別や能力値を変更するなら、更新されたクリーチャーに2番目のテンプレートが適用できるか否かを確認しろ。あなたが適用する予定のテンプレートすべてについてこの判定を繰り返せ。
 最初のテンプレートを適用することで、“更新された”基本クリーチャーが生み出される。その後に次のテンプレートを適用する。こうやってあなたはテンプレートを適用していく。
 もし基本クリーチャーが、次のテンプレートを適用できなくなるなら、あなたはこの行程を中断しなくてはならない。クリーチャーが不適格になる理由として、能力値が変化する場合と種別が変化する場合が考えられる。例えば、ライカンスロープ・テンプレートは人型生物のみに適用できる。トーリック・テンプレートを得たエルフは人怪となるため、ライカンスロープを適用することができない。逆に、ライカンスロープ・エルフは人怪(変身生物)であるため、トーリック・クリーチャーになることができない。 個々のルールは排他的だ。
 あなたの基本クリーチャーは、新たなテンプレートのために肉体的条件(【筋力】【敏捷力】【耐久力】)が適合しなくてはならない。もしテンプレートに肉体的条件が明記されていないなら、生きているクリーチャーとしてすべての能力値を持っていると判断しなくてはならない。例えば、アンデッドと人造は【耐久力】能力値を持っていない。そのため、他のいかなるクリーチャー種別にもなることができない。
 精神的能力値(【知力】【判断力】【魅力】)が欠けているクリーチャーであっても新たなテンプレートを得ることができる。例えば、粘体は一般的に【知力】を持っていないが、最低【知力】を要求しないテンプレートであれば粘体に適用することができる。例えば、ゼラチナス・クリーチャーにセレスチャル・テンプレートを適用することはできる。なぜなら、セレスチャル・テンプレートは最低【知力】を要求しないからだ。それはハーフセレスチャルになることはできない。なぜなら、このテンプレートは最低【知力】4を要求するからだ。
 最後のテンプレートを適用した後、最終的なクリーチャー種別を決定する。現在の種別は、ピラミッドの一番高い位置のものだ(ピラミッドについては前記参照)。
 例えば、一般にドッグ(動物)はハーフセレスチャルになることができない。なぜなら、それは【知力】要求値を満たしていないからだ。しかしながら、それはハーフドラゴンとなることができる。ハーフドラゴン・ドッグは十分な【知力】を有しているため、その子孫がハーフセレスチャルとなることができる。その結果生じるクオータードラゴン/クオーターセレスチャル・ドッグは来訪者となる。