勇者の戦い:エルミンスター Hero Battle: Elminster ダンジョン誌#181の遭遇 20100805

 伝説/神話級冒険者用の遭遇!


 あなたたちは、大地を揺るがす振動の源泉が何かに気づいた。あれこそが〈呪文荒廃〉によりもたらされた裏切りであり、トリル全体を、いやそれ以上を揺るがす根源だった。

エルミンスター デイル暦1479年

 エルミンスターはかつてシンバルを捕らえていた〈呪文荒廃〉エネルギーを吸収した。 現在、彼は発狂している。彼は狂気のうちで、大地の滋養を吸収してパワーに利用できることを知った。 彼が大地魔法のパワーを使用することで、彼自身が〈呪文荒廃〉そのもののごとき歪曲効果を生み出していた。彼の肉体は周辺の大地を汚染しつつあった。汚穢は拡大しつつあった。誰かがそれを止めなくてはならない…。しかしそれは、エルミンスターその人との対決を意味していた。

 かつてここは、片隅に満々とした水をたたえる泉を擁した、森林を開墾した農場であった。その母屋と納屋は、噴煙を上げる火口と化している。 噴火口の中心、まさにその最深部に、破壊されたドラゴンの残骸が散らばっている。その只中に老人が、髭を蓄えた白髪の男がいた。 その体にはずたずたの赤いローブがまとわりついており、筋肉質の体躯が露出している。 ボロボロのベルトに飾り立てられた鞘がさげられている。刃は右手に握られ、地面に突き立てられている。 彼の青い光を湛えた目が、あなたを陰鬱に見つめている。 彼は紫煙をあげるパイプをくわえると、その歯で噛み砕いた。


 作者はクリス・シムズ。ウィザーズの編集兼デザイナーで、かつてドリッズドのデータを作った男だ。


 エルミンスターのデータは19レベルの単独制御役だ。
 今までエルミンスターを苦々しく思っていた諸君、ついに彼が倒せるレベルになったぞ。今がチャンスだ!
 (;^ω^) .。oO(ジジイ、〈織〉が破れたのに10レベルくらいしか低下しねぇのか…