エッセンシャルズと在来キャラクターとのパワー獲得差

　こないだ書いたとおり、来年初頭に発売されるエッセンシャルズ・ルールで作られたキャラクターは在来のキャラクターとやや違うビルドになる。
　しかして、技能、特技は共用。パワーについても条件が合っていれば同クラスのパワーとして取得できるとなった。

　んでは、実際どの程度違うのか、共用できるのかを調べてみたのがこれ。
　一番左側が在来クラスにおけるパワー取得タイミング。
　右側がエッセンシャルズ・クラスのパワー取得タイミング。赤字部分は在来クラスとの共用部分。

レベル	在来	クレリック	ファイター		ローグ	ウィザード
		Warpriest	Knight	Slayer	Thief	Mage
1	無限回×２ 遭遇毎 一日毎	ヒーリング・ワード CD: Smite Undead 無限回（領域別）×２ 遭遇毎（領域別） 汎用（領域別） CD（領域別） 一日毎	Defender Aura Battle Guardian 構え×２ Power Strike	構え×２ Power Strike	Backstab Rogue's Trick×２	Mage Cantrips×３ Magic Missile 無限回×２ 遭遇毎（×２） 一日毎（×２）
2	汎用		汎用	汎用	汎用	汎用（×２）
3	遭遇毎	遭遇毎（領域別）				遭遇毎（×２）
4		Holy Cleansing			Rogue's Trick
5	一日毎	一日毎			Cunning Escape	一日毎（×２）
6	汎用	汎用	汎用	汎用	汎用	汎用（×２）
7	遭遇毎	遭遇毎（領域別）	構え	構え	Rogue's Trick	遭遇毎（×２）
8		Resurrection	Shield Block
9	一日毎	一日毎				一日毎（×２）
10	汎用	汎用	汎用	汎用	汎用	汎用（×２）
11	遭遇毎（伝説の道）	Divine Resurgence				遭遇毎（伝説の道）
12	汎用（伝説の道）	汎用（領域別）	汎用（伝説の道）	汎用（伝説の道）	汎用（伝説の道）	汎用（伝説の道）
13	遭遇毎（交換）	遭遇毎（領域別、交換）				遭遇毎（×２）
14
15	一日毎（交換）	一日毎（交換）				一日毎（×２）
16	汎用	汎用	汎用	汎用	汎用	汎用（伝説の道） 汎用（×２）
17	遭遇毎（交換）	遭遇毎（領域別、交換）	構え	構え	Rogue's Trick	遭遇毎（×２）
18
19	一日毎（交換）	一日毎（交換）				一日毎（×２）
20	一日毎（伝説の道）	一日毎（領域別）				一日毎（伝説の道）
21
22	汎用	汎用	汎用	汎用	汎用	汎用（×２）
23	遭遇毎（交換）	遭遇毎（領域別、交換）				遭遇毎（×２）
24
25	一日毎（交換）	一日毎（交換）				一日毎（×２）
26	汎用（神話の運命）	汎用（神話の運命）	汎用（神話の運命）	汎用（神話の運命）	汎用（神話の運命）	汎用（神話の運命）
27	遭遇毎（交換）	遭遇毎（領域別、交換）				遭遇毎（×２）
28
29	一日毎（交換）	一日毎（交換）				一日毎（×２）
30		汎用（神話の運命）	汎用（神話の運命）	汎用（神話の運命）	汎用（神話の運命）	汎用（神話の運命）

　まあ、言われていたとおり、［武勇］さんはパワーが少ない。彼らは基本的に基礎攻撃を行い、その汎用パワーはマイナー・アクション使用で基礎攻撃を強化するためのものだから。
　ウォープリーストは領域を与えられ、遭遇毎パワーはそこに依存するため、領域を持たない従来クレリック（テンプラー）とはパワーの共用が困難。
　一番注目すべきはメイジで、まず無限回２つに加えてマジック・ミサイルがもらえる。だが、こいつの特徴はなんていっても「パワーを交換しない」。つまり従来１３、１５、１７、１９、２３、２５、２７、２９レベルで行なわれるパワー交換はせず溜め込むだけ。高レベルは使いきれないパワーでウハウハ（死語）。さらに遭遇毎も汎用も２個ずつ呪文書に書き込んで１つを選択するタイプに昇格でデータたっぷり。秘術装具体得と《儀式執行者》は失うけど、専門化を示す系統（School）が与えられる。トリガー・ハッピーなウィザードをやりたいならこちらの方が優秀。

　これはたしかに選択肢を増やすわ、うん　（＾ω＾）

Heroes of the Fallen Lands: An Essential Dungeons & Dragons Supplement (4th Edition D&D)