『ガンダム大地に立つ』におけるザクの運動性

 作中でMS対通常兵器というシーンはほとんどないので書き出す

  • わずかに体勢を逸らすだけで有線ミサイルを避ける。
  • 有線ミサイルがはずれ、アムロと会話している士官を直撃する。
  • ワンステップで有線ミサイルを避ける。
  • 二連装機銃エレカの銃撃をしゃがみ姿勢で避ける。
  • 有線ミサイルを体勢逸らし、しゃがみ姿勢で避ける。
  • ガンダムのバルカンを体を逸らして避ける。

 以降はスーパー・ガンダム・タイムなのでどうでも良いが、総じて言えるのは


 ザクはわずかなステップや姿勢変更程度で火器を避ける


ということ。これは19話「ランバラル特攻」でグフがビーム・ライフルを避けたときのシーンと重なる。
 MSは我々が考えているより、はるかに完成度が高い兵器なのではないだろうか?
 後代に作られた作中で、MS対陸戦部隊という図式が成立するのは、製作者の思い込みが大きいと感じる。


 なんたってあの時代は

  • 小型戦闘機に搭載可能なサイズの、軍用に耐える実用型核融合炉が存在する。
  • 月面に恒久的都市が最低2箇所(グラナダ、アンマン)が存在する。
  • 80年余りの間に200弱のコロニーを作れる。
  • 木星往還船が存在する。
  • スーパー・サテライトを連邦政府が最低4個(ルナ2〜5ルナ)、ジオン共和国単体で3個(ソロモン、ア・バオア・クー)を地球軌道まで運搬できる。
  • 小惑星帯小惑星基地(アクシズ)が存在する。
  • 3個艦隊規模の宇宙船を地球表面から射出できる(運搬重量はサターン5型の10倍だっけな?)
  • 月まで行けるシャトルが一般に存在している。

とかとか、俺たちの常識で考えたらトンデモなSF世界だからなぁ。


 20〜21世紀の科学技術の常識で「ロボットpgr」とか言ってる奴らのおつむの中の方がpgrではないかと思ったわけだ。