今日の技能チャレンジ

 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』の1シーンより。

DM:『君たちはロシアの鉄道網を巡回しているIMFの資材車両の中継地点までやってきた。この資材車両と接触して武器や装備を補給しないと今後の任務達成はおぼつかないだろう。』
 『さて、君たちは車両中継基地にいる。目の前には幾線もの線路が走っており、そこには多くの貨物列車が止まり、また移動している。君たちはまず、数多い列車の中から、C-3854というプレートの付いた青色の貨車を見つけなくてはならない。それこそが資材を満載しているのだ。予定表によれば、その列車はまもなく発車するはずだ。』
 『難易度○の〈知覚〉判定を集団判定でどうぞ。誰かひとりが成功すれば、君たちは青色の貨車を見つけることができます。成功回数1回追加です。』
注:全員失敗した場合は失敗回数追加。全員が2回失敗した場合、発車する車両を自動的に発見する(成功として数える)。ただし、以降の〈運動〉判定の難易度は+1(言わなくて良い)。

DM:『さて、君たちは首尾よく列車を見つけることができた。しかし、その列車は見つけたと同時に移動を開始した。時間が来たんだ。君たちは徐々に加速する列車にあわてて駆け寄ろうとした。しかし、君たちの前には進路を遮る、行き来する列車群があった。』
 『難易度○の〈運動〉判定を集団判定でどうぞ。半数以上が成功すれば、君たちは互いに助け合いつつ貨車に追いつくことができます。成功回数1回追加です。』
注:半数以上が失敗した場合は失敗回数追加。全員が2回失敗した場合でも、自動的に貨車に追いつくことはできる(成功として数える)。ただし、列車は加速しているため、以降の〈軽業〉判定の難易度は+1(言わなくて良い)。

DM:『君たちは徐々に加速しつつある青い貨車の脇で併走している。この貨車はIMFのものであり、当然ながらその入口はパスワードで管理されている。君たちのうち誰かひとりが、貨車側面の入力端子を使ってパスワードを入力しなくてはならない。しかし、列車の線路の脇には鉄柱が立てられているため、君は列車に併走しながらパスワードを入力し、かつ鉄柱を避けなくてはならない。』
 『難易度○の〈軽業〉判定を誰かひとりがどうぞ。成功すれば、貨車の出入口は解除されます。成功回数1回追加です。』
注:判定が失敗した場合は失敗回数追加。判定者はパスワード入力中に鉄柱に衝突し、回復力使用回数を1回分失う。2回目の判定は失敗したとしても成功として数える(回復力使用回数はさらに1回分失う)。その後、パスワード入力は完了する。

DM:『パスワード入力は完了した。まもなく貨車側面の扉が開き、君たちを迎え入れてくれるはずだ。しかし、さらに30mほど走っても一向に扉は開かない。不審に思っていると、パスワード入力端子の部分から別の装置が飛び出してきた。装置から声が聞こえてくる。『網膜認証をどうぞ』。網膜認証には数秒かかる。君は列車の脇を走りながら、数秒間同じ姿勢を続けなくてはならない。』
 『パスワード入力した方、難易度○の〈持久力〉判定をどうぞ。成功すれば、貨車の出入口は今度こそ開きます。成功回数1回追加、技能チャレンジ完了です。』
注:判定が失敗した場合は失敗回数追加。判定者は網膜認証中に鉄柱に衝突し、回復力使用回数を1回分失う。その後、網膜認証が完了するまで再挑戦できる。失敗するつど、回復力使用回数を1回分ずつ失う。

成功4回:貨車の側面扉が開き、君たちはどうにかこうにか貨車に駆け込むことができる。


失敗3回:突然貨車の側面が開き、中から仲間のエージェントが身を乗り出してくる。『急げ、早く乗り込むんだ!』
 君たちはほうほうのていで貨車に駆け込み息をつく。全員、回復力使用回数を1回分ずつ失う。
 扉を開けてくれた仲間のエージェントがつぶやく『なにやってんだこいつら…。こいつらとチームを組むとはがっかりだね。』


 こんな調子で技能チャレンジは作れるとかいうお話。たぶん、全編こんな感じで作れそう。
 ぶっちゃけ、技能チャレンジで悩む人は、ハリウッドのアクション映画を観るべき。だって、本国の連中もやはり同じもの観ているはずなんだぜ?


 ちなみに、今回の失敗結果の罰則は、『仲間の信用を失う』です。技能チャレンジは、失敗しても話を止めるものじゃないからね (^ω^)