ギルジーム(半神) Gilgeam(Demi-God)

尊称

  • ギルガメッシュGilgamesh
  • 偉大なる/The Great
  • 勝利の父/Father of Victory
  • 戦争の支配者/Master of Wars
  • 天空と都市の神/God of the Sky and the Cities
  • アンサー、チェセンタ、スレスケル、チョンダス、ターミッシュ、シャー、ユア森の究極王/Supreme Ruler of Unther, Chessenta, Threskel, Chondath, Turmish, the Shaar, and Yuirwood
  • 暴君/The Tyrant
  • 勝利の子/Son of Victory(第二顕現)
  • 次元間を歩みし神/The God Who Walks the Plane (第二顕現)
  • 再誕全アンサーの王/Lord of All Unther Reborn(第二顕現)



 アンサーの神王ギルジームは半神ながらアンサー神殿の前主神だった。彼は嫉妬深く、残忍かつ高慢で知られていた。以前は中級神であったが、数世紀に渡る信者に対する虐待により、〈災厄の時〉の後は半神に降格されていた。ほどなくして、彼は生涯の敵であるティアマトに滅ぼされた。
 〈呪文荒廃〉の1世紀ほど後、ギルジームの第二顕現/インカーネイションがアイビアの地に出現した。ギルジームの第二顕現は“第二の大分割”によりトリルの地に帰還した。

描写
 ギルジームの第一顕現化身は凛々しく、丈高く筋骨隆々とした、金の髪と髭を蓄えたヒューマンだった。ギルジームの第二顕現の姿も極めて似ているが、髭は剃られ頭髪がないことが異なっている。

崇拝者
 アンサーに住むすべての民が、貴族から農夫まで、名目上はギルジームの信者だった。たとえ実態が伴わないにしても。

血縁
 ギルジームはエンリルの息子にしてエンキの兄弟だ。ギルジームには数世紀に渡って憎悪し合う血縁者であるティアマトがいる。彼らは互いにアンサーに対する権力と影響力を競い合い、一時的ながらティアマトはこの騒乱の勝利を決定的なものとした。

歴史
 ギルジームは最初、アイマスカーの奴隷として異世界に連れ去られた民の崇拝に応え、アンサー神殿の諸神格と共にトリルに出現した。エイオーの助力により、これら諸神格は信者の下にたどり着き、彼らの奴隷状態を解放した。アンサー神殿の創設者エンリルはDR前734年に退位し、ギルジームは新たなる主神となった。


 DR前1071年、オークゲイト戦争において、ギルジームは諸神格と共にオーク神殿に対して進軍した。諸神格の決戦時、ティアマトがギルジームを不意打ちした;眠らざる番人マルドゥクが命を捨ててティアマトを滅ぼして神王を救った。この後、ギルジームは苛烈な暴君となり、アンサーの民は神々への復讐心を忘れることはなかった。


 DR1346年、〈暗黒の貴婦人〉として知られるティアマトのアスペクトが、崇拝者の献身により半神に昇格して招来された。彼女はギルジーム打倒を誓い、十年以上に渡ってアンサー全土で謀反を企んだ。この衝突は〈災厄の時〉において頂点に達し、ギルジームはティアマトを滅ぼし、表面上は彼女の脅威を永遠に終結させた。しかしながら、実際のところティアマトのエッセンスは、その地域の強力な3体のドラゴンに分割されていた。3体の中で最強のチャズザーは残る2体を喰らい尽くし、それは新たなるティアマトに変成された。最終的に、ギルジームは再誕したティアマトとの戦いで滅ぼされ、首都アンサラスとアンサー神殿は崩壊、アンサー国は混沌に投げ込まれた。


 〈呪文荒廃〉の間、アンサー国土の一部はアイビア世界シア大陸に転送され、生き残ったアンサー人はシアのジェナシの奴隷となった。ある時点で、ギルジームの新たな顕現が奴隷の間に出現し、新たな主に対する蜂起を先導した。ジェナシに対する革命を模索する間、ギルジームはデーモン・ロードのグラズズトと同盟を組み、彼のヒューマン軍とデーモン軍とを糾合した。


 DR1486年12月26日、“第二の大分割”の最終局面で、ギルジームと彼の臣民はアイビアからトリルへの帰還を果たした。数日後、“勝利の子”はティマンサーからアンサーの地を奪還するため、ジェラッド・シマーに対する行軍を開始した。第一次ティマンサー・アンサー戦争の始まりである。しかしながら、DR1487年1月10日、九層地獄マーレボルジェ軍の支援を受けたティマンサー軍の前にデーモン軍は打ち砕かれた。敗北を喫したとはいえ、ギルジームはかつてのアンサーの地を奪還するための計画を捨てさる気は毛頭なかった。DR1489年、ティマンサーとアンサーは新たな戦争を開始したが、アンサー軍はドラゴン・タートルに守られたジェラッド・キセンディ港で敗北した。


 エンリルと彼に“選ばれし者”キペシュモリク・ドゥマージとの対話、ギルジームの新たなる顕現の振る舞い、彼が“勝利の父”ではなく“勝利の子”と自称した事実。これらからこの新たなる顕現の起源はギルジームではないことを暗示している。これが新たなる神格なのか詐称している何かなのかは知られていない。