竜の圧政/Tyranny of Dragons より

冒険の運営/Running the Adventure

 『竜の圧政』はフォーゴトン・レルムの広大な範囲を複数のレベルにまたがって展開される。この本は冒険の全体的な構造を概説し、キャラクターがドラゴン・カルトの邪悪な陰謀を調査する過程で彼女らが挑戦する多くの章とイベントを提供する。しかしながら、これらには声を出して読み上げるべき指示文は含まれていない。『竜の圧政』はあなたの手を取り、物語の最初から避けがたい最後まで一歩一歩案内するものではない。その代わり、冒険を続けていくと巡り合うだろう、そこに存在する人々、クリーチャー、場所、起こるべき状況を紹介する。

 あなた、つまりDMは極めて重要な役割を演ずることになる。『竜の圧政』の執筆陣はキャラクターが冒険で選択するかもしれない最もありそうな行動方針を予知しようとした。しかしながら、D&Dプレイヤーは好奇心が強く、それを予想しきれなかった。そしてフェイルーンは広大で可能性に満たされている。これは自由形式シナリオであり、冒険のある時点でどのような展開を見せるかというポイントのみ指定されている - 多くのポイントにおいて、どのように状況を処理するか、カルトと交渉するかについて、プレイヤーは自身の考えを反映させることができる。そしてそれと同様に、彼女らにはあくまでも独自路線を突き進み、この書には記されていない方向性から挑むこともできる。これら状況の取捨選択はDMスキルへの試練である - しかしそれは、彼女らに素晴らしいゲームに立ち会った瞬間と思い出を生み出すだろう。
 
 
 
 
 このタイプのシナリオは結構難しい。複数勢力の展開速度をそれぞれ頭に入れておかないと齟齬を起こすから。4版5版過渡期の『殺戮のバルダーズゲート』等もこういう作りだったが、DMとしては大変だな ( ゜ω゜).。o0(箱庭型の方が好き




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