装備/Gear Gamma World Rulebook p70


 ガンマ・テラは危険な場所だ。もし君が次の街に到着したいなら、君は武装を整えるべきだ。古代の銃器は自衛のため最良の選択だ。しかしそれらは高価だ。もし君に銃器を買う余裕がないなら、剣や弩が適切な次候補となる。

 伝説によると、古代人は汚れた紙切れや小さなプラスチック・カードで必需品を購入したという。しかしそれらはもはや街々と諸部族の間では通用しない。商人と地方貴族は貴金属で貨幣を作るか、古代の貨幣に自身の紋章を刻印して再利用している。このような通貨は限定された地域のみで使われるか、きれいな“ピカピカ/shinies”を持つ人々の間でのみ財産として通用している。庶民は「ドル銀貸」や「金の地金」を口にするが、君はこれらの貴重品を得ることはできないだろう - 適切な突然変異がなければ! 物々交換は日常だ。未開の地ではことに;ひと握りのライフル弾は、何週間もの貯えや良質な馬に等しい価値がある。古代の機械装置はたとえガラクタにすぎないとしても、しばしば数ドル以上の価値を持つ。他の機器を機能させるための部品取りに使うことができるからである。

技術レベル/Technology Levels

 ガンマ・テラの装備は2つの異なる技術レベルで成立する:“ビッグ・ミステイク”以前の多くの世界で一般的だった技術、それと少数の世界では一般的であるが多くの世界では極めてまれな高度技術である。

 一般的な技術は“廃物装備/scavenged gear”と呼ばれる。それは武器や不細工につぎはぎされた鎧、移動手段、果ては缶詰め食品まで、ありふれたアイテム全般を含む。それらは誰もが手にしているもので、その価値によっては他の“廃物装備”と物々交換される場合もある。しかしながら、誰もが欲するのはオメガ技術アイテムだ。

 オメガ・テックは一般に廃物よりも良好な状態だ。これらのアイテムは“ビッグ・ミステイク”の後に現われた異世界の影響で発展したものも含まれる。これらの世界のアーティファクトは武器にしろ装置にしろ驚嘆すべきパワーを秘めていた。150年は長い年月だ。初期のオメガ技術の多くが初期の混沌の中で炎の中に消えた。機能するオメガ技術装置は値がつけられず、滅多に売買されることはない;君は探検と冒険の合間でオメガ技術を獲得するだろう。