- 作者: 諸星大二郎
- 出版社/メーカー: 創美社
- 発売日: 1988/07
- メディア: コミック
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というわけで東洋伝奇ものも見た。
うむ、傑作。ここ数年来の映画の中で最高の出来。
いささか褒め過ぎかもしれないが、諸星大二郎ファンであるなら文句なしの作品だろう。たぶん。
原作は傑作として知られる稗田礼二郎モノ(妖怪ハンターモノとも言う)初期短編『生命の木』。これに女性出演者を稼ぐためか『天神さま』(天孫降臨収録)がかけてある。あと草村礼子演ずる老婆はどの作品からだろうか? 『まだ七歳じゃなかった』とか言う年齢に関する台詞は読み覚えがあるのだが。
強いて言えば、“けるびん”が出演しなかったのが残念。どうせなら、
はなれには今は枯れてしまった巨木があった
その枯木はあの嵐の夜に倒れた
倒れたことで根元にあった塚が暴かれて中から錆びた剣と奇妙な獣の骨が出てきた
という話を付け加えてもいいと思う。あとは稗田に『まさかこれは廻る炎の剣とケルビムの骨では?』と言わせれば良いだろう。いささか蛇足かも知れんが。
とりあえずDVD買いだな。永世記録映画指定。
- 作者: 諸星大二郎
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1993/02
- メディア: 単行本
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