ガンマ・ワールドとD&D4版の差異

  • クラスがない
     正確にはある。しかし単一だ。PCは全員“冒険者/アドヴェンチャラー”というクラスである。よってクラス別の有利不利などは存在しない。
  • 役割がない
     役割を持っているのはモンスターだけ。冒険者としては古いTRPGに近いものがある。
  • 種族もない。
     種族ではなく起源/Originと表記する。冒険者は起源を2つ持つ(ダイスロールで決定)。それぞれの起源には複数の特徴があり、それらはたがいに累積する。
     基本20種、拡張20種、追加8種と48種ある。
  • 底力はマイナー
     アクション分類が違う。効果としては同じ。
  • 回復力値、回復力使用回数はない
     つまり各自底力は一発勝負。尽きれば斃れる。しかしながら、小休憩を行うとヒット・ポイントは全回復する。デス・セーヴの失敗回数は大休憩でないと回復しない。
  • ゲームから除外された状態/Removed from Play、石化状態/Petrified、つかまれた状態/Grabbed、マークされた状態/Marked はない。

モンスター・ハンター

 良くできてる。
 話の内容は無いけど、元々素材剥ぎのゲームなのだから、簡単なストーリーを用意してくれただけでも御の字だろう。
 明度を下げてのリアルさだけど、アクション映画にこれ以上期待してはいけない。

 ( ゚ω゚).。o0(和解までが長くてダレたが

“軍団”を追え/Tracking the Legion

 “軍団”の攻撃を食い止めた後にキャラクターが取るべき次の段階は、黄金の戦士たちがどこから来たかを突き止めることだ。冒険者が街のど真ん中で軍団兵と戦っていた間、別動隊がバーリの別の個所を攻撃していた。彼らは5人の住民を誘拐し、同じくらいの人々を殺害していた(キャラクターが戦わなかったなら被害はこの程度では済まなかったろうが)。

 もしキャラクターが、襲撃者たちがどこに向かったかを突き止めようとしないなら、コナー保安官は彼女らの考えを変えようとする。1時間ほどかけて街の周囲を調査して安否確認を行った後、保安官は住民が行方不明になったことを知って冒険者に助けを求める。もしキャラクターが「“軍団”の攻撃を止めろ」クエストを受けていないのであればコナーがそれを提示し、彼自身が代行としてウォーダー男爵の資金から支払いを行う手はずを整える(保安官は必要な権限を持っており、それは誠実な依頼だ)。

 バーリを撤退した軍団兵を追跡するため、キャラクターは以下の技能チャレンジに成功しなくてはならない。男爵領の地図を参照しろ。

レベル:6(経験点500)
複雑度:2(3回失敗する前に6回成功しろ)
特殊:このチャレンジでキャラクターが4回成功するか君が必要と判断した時点で挑戦を中断し、「遭遇3:ハイウェイの不意打ち/Highway Ambush」を挿入しろ。
主要技能:〈陰謀〉、〈対話〉、〈自然〉、〈知覚〉、〈科学〉

“軍団”の攻撃/The Legion Attacks

 バーリはホーンからハイウェイとその先の杣道に沿って1日の旅程だ。攻撃のため『黄金の軍団』ボックスに封入されているポスター・マップ「街/Town」を用意しろ。そして「バーリについて/About Burl」を参照しろ。その場所については「ホーン男爵領概略図/Barony of Horn map」を見ろ。以下の状況の1つを選び、冒険を始めろ。


 

 もしキャラクターが街を守るためにバーリに来たなら、読め:

 君はウォーダー男爵との謁見の翌日にバーリに移動する。そこは小さいが豊かな街で、なだらかに起伏する丘陵地帯の真ん中にあった。周囲は大森林と耕作地に囲まれている。君は街の指導者と会った後、問題の兆候を求めて街の周囲を何時間も見回ったが、何の兆候も見られなかった。2日目の日没後、君が街の刑務所 - おあつらえ向きに街のど真ん中にある - から監視を続けていると、あまり離れていない場所からドーン! という爆発音が聞こえてきた。

 

 もしキャラクターがバーリを通過する時に“軍団”の攻撃が起きたのなら、読め:

 旅の長い1日の後、日没も間近いころ、君はバーリという小さな交易街に到着した。大通りを通る途中、君は〈鋼のごろつき亭/Steel Dog Saloon〉と看板を掲げた、古代の大型車両を再利用した酒場を見つけた。君が席について1杯目を傾けようとしたところ、あまり離れていない場所からドーン! という爆発音が聞こえてきた。

 

 「遭遇1:バーリの攻撃/Attack on Burl」を始めろ。キャラクターが攻撃の第一波を撃退した後、彼女たちに小休憩の時間を与えろ。やがて損傷するか破壊されたサイボーグの救難信号を察知した“軍団”の襲撃兵第二波が到来し、攻撃を開始する。その時点で「遭遇2:“軍団”の増援/Legion Reinforcements」を始めろ。

 2つの遭遇の合間か2つ目の遭遇の後、キャラクターたちは倒れたサイボーグや“A75百人隊長”を調査することができる。その体を調査するキャラクターは難易度14の〈科学〉判定を行う。成功したなら、キャラクターは軍団兵が大部分をサイバネティック・システムに置き換えられているものの、普通のガンマ・テラ人であると知る。また“百人隊長”は人型をしているロボットであることが判明する。キャラクターは倒した敵の鎧や武器をサルヴェイジすることができないが、装備品は他の装置を修理するのに使えるかもしれない(要は、冒険者は敵を討ち取る毎に1枚以上のオメガ・テック・カードをドローすることができる。たいていは)。
 

バーリについて/About Burl

 バーリの街は発展した農業共同体であり、ホーン男爵領の東部に位置している。街の北側には巨大な古代の食物倉庫がずんぐりした姿を横たえている;森はその古い建物の際まで迫っている。たいていの人々が旧市街ではなく西はずれの木造家屋に住んでいる(“ビッグ・ミステイク”の後に建てられた)。
 
 バーリの重要地点には以下が含まれる:
 
 ネスティルの雑貨屋/Nestel’s General Store:この店には様々な工具や衣類、消費材を置いている。ネスティルが背が高く、肩をかがめがちな、灰色の肌をした無毛の人であり、不機嫌で悲観的な性格だ。
 
 木工職人のタマラ/Tamara the Woodworker:この店は木材とおがくずでいっぱいだ。所有者であるタマラは3本の腕を持つ50歳の女性で、ガンマ・テラに居住していた古代人の幽霊が見えると主張している。たいていの街の住人は、彼女の頭にはブルトーズ/brutorz(ネオ・ペルシュロン馬)の糞が詰まっていると考えている。
 
 バーリ街刑務所/Burl Town Jail:この小型の刑務所は街の保安官であるコナー/Konnerの事務所を兼ねている。彼は頑健な若者で、小石だらけのような緑の皮膚をした過度に神経質な男だ。コナーは賢い現実主義者で、無敵の黄金の戦士団が自分の手には負えないことをわきまえているため、プロである冒険者の指示に従うことにためらいはない。
 
 〈鋼のごろつき亭/Steel Dog Saloon〉:古いバスの車体に台所として掘っ立て小屋を継ぎ接ぎした〈鋼のごろつき亭〉は騒がしい店だ。押しの強い所有者であるリーヤン/Leeyanは、物をつかめる3フィートのドレッド・ヘアがなければ純粋な人間として通用する35歳の女性だ。彼女は不敗の略奪者の噂を聞いているが、仕事を辞めて退去することを拒否した。

男爵との謁見/Meet the Baron

 この遭遇はキャラクターが流浪の傭兵であると想定している。もし君が異なる冒険のフックを用いるなら、以下のテキストは読み替えろ。例えば、ウォーダー男爵は彼女らに縁者が誘拐されたことを知らせるため冒険者を呼び寄せたのかもしれない。

 冒険が始まったなら、読め:


 ホーンの小さな街を通りすがった時のこと。君はジェンマス・ウォーダー男爵/Baron Jemmas Warder の招待を受けた。それに応じた君は、彼の砦の宴席に招かれる。ウォーダー男爵は背が低く、恰幅がよい中年男性だ。肌は蒼白で、上質な赤紫のチュニックを着ている;その表情はやつれ、堅く張りつめていた。傍らにはメイル・アーマーに身を包み、拳銃を提げた兵士が数名控えている。部屋の片隅の椅子には、大きな金色の瞳をした、禿頭の女性が座っていた。
 
 短めの挨拶を交わした後、ウォーダー男爵は仕事に取り掛かった。「現在、ホーン男爵領は困難に陥っている。東部の村々と農場が、不可解な黄金の鎧をまとった襲撃者の攻撃を受けたのだ。やつらは多くの人々を殺し、それと同じくらい多くの人々をさらっていった。私の兵士たちが襲撃者を止めようとしたが、やつらは機能する古代の武器で武装していた。君たちが黄金の戦士団を止めることができたなら、我々は格別の感謝を与えよう。もちろん報酬も。」
 
 男爵が金色の瞳をした女性にうなづく。彼女は一礼すると話始めた。「私はダーライン/Derlyn、男爵の顧問です。私には予知の才能があります。あなた方の存在に気づいたのも私です。私はバーリの街が攻撃を受ける幻視を得ました。2日後のことです。」
 
 ウォーダー男爵が君たちを振り返る。「もし、君たちが支援に応じてくれるのなら、明日までにバーリに向かってもらいたい。君たちにあっては最善を尽くして街を守ってほしい。もし君たちが黄金の戦士たちを打ち負かしたなら、その目的について調査してもらいたい。可能であるなら彼らを追跡してほしい。そして結果を報告してくれたまえ。これらの攻撃は根絶しなくてはならない。期待してよいかな?」

 
 キャラクターに質問の機会や報酬について交渉する機会を与えろ。想定される質疑応答には以下が含まれる:

 そちらの兵士たちで解決できないのか? 「黄金の戦士たちは古代技術で防護されている。矢も投げ槍もマスケット弾もやつらの鎧に弾かれてしまう。私はすでに略奪者との戦いで数隊の兵士団を失っている。ダーラインは君たちの武器と特殊能力なら有効と信じている。」

 バーリに警告はしたのか? 「当然だ。ほとんどの人々は避難するか逃散したと理解している。しかしそれを由としない人、あくまで残ろうとする人もやはりいるだろう。」

 報酬を増やせないか? 「君はなかなかの交渉人だな。だがこの線までしか支払うことはできない - 君がこの脅威を完全に根絶した証拠を持ってきたときに考えよう。」

 もしキャラクターが依頼に逡巡しているようであれば、ウォーダー男爵は大盤振る舞いに出て、任務完遂時には報酬としてそれぞれのキャラクターに対して古代の装置であるオメガ・テック・カードを2枚ずつドローさせることに同意する。もしキャラクターが最終的にこの仕事を拒否するなら、彼女らは砦を去って本来の仕事に取り組みことになる。もし彼女らが街に滞在するなら、攻撃は予想どおりに発生する。もし彼女たちが立ち去るなら、2カ月ほど経った後、バーリの街が破壊されたという噂を耳にする。勇者は華麗に去る。

主要クエスト:“軍団”の攻撃を止めろ/Stop the Legion’s Attacks

 キャラクターは襲撃者を打ち負かした後、“黄金の軍団”を拠点まで追跡しなくてはならない。このクエストはいくつかの小ステップから成り立つ。

バーリの街を守れ/Protect the town of Burl

 冒険者たちが遭遇1と2の敵を打ち負かすことで、それぞれのキャラクターは250経験点ずつ得る。

“軍団”の基地を見つけろ/Find the Legion’s base

 冒険者たちがLUCAS研究所の位置を発見することで、それぞれのキャラクターは300経験点ずつ得る。

“軍団”を止めろ/Stop the Legion

 冒険者たちがサイボーグ生産施設/cyborg production bay、作戦センター/ops center かNEROの壕の主制御施設/master control unit in the NERO bunker を破壊することで、それぞれのキャラクターは400経験点ずつ得る。

パート1:ホーン男爵領/The Barony of Horn

 ここに冒険を始めるにあたって2つの可能な選択肢を示す:「男爵との謁見」と「“軍団”の攻撃」だ。

 男爵との謁見:この選択において、冒険はキャラクターがホーンのウォーダー男爵から“黄金の軍団”をどうにかするよう依頼されるロールプレイング遭遇から始まる。これは冒険のフック「男爵への奉公」か「縁者の誘拐」の選択により始まる。

 “軍団”の攻撃:この選択において、キャラクターは軍団兵がバーリの街を攻撃している最中そこに居合わせる。これは冒険のフック「墳墓同盟の依頼」か「巻き込まれた」の選択により始まる。

冒険の始まり/Starting the Adventure

 この冒険はキャラクターがホーン男爵領に入境した後と想定している。以下パート1では、キャラクターが“黄金の軍団”を追跡するに至る2つの可能性について記す。

冒険の回し方/Running the Adventure

 キャラクターがどのようにして、あるいはなぜホーン男爵領でやってくるかにかかわらず、次に襲撃される街が判明した時点で冒険は始まる:バーリ入植地/settlement of Burl。冒険は線形だ - 勇者は月に着くまでNEROと対峙することはできないし、軍団兵を追跡してLUCAS研究所に辿り着くまで月に進むことはできない。この連続的なイベントを示すため、冒険は4つの部分に分けられる:

パート1:ホーン男爵領/The Barony of Horn
 キャラクターは“軍団”の攻撃を撃退し、襲撃者をLUCAS研究室 - ガンマ・テラにおける彼らの基地 - まで追跡する。

パート2:LUCAS研究所/The LUCAS Lab
 キャラクターは施設を探検して転送台を発見する。

パート3:月面第9地区/Moon Zone 9
 キャラクターは予期しなかった場所に到着したため、敵の秘密の指揮掩蔽壕を見つけるべく月面第9地区を探検する。

パート4:NERO/NERO
 キャラクターはNEROの掩蔽壕に侵入し、“黄金の軍団”を支配するはぐれAIを破壊しなくてはならない。


 この冒険には全部で16の遭遇があり、『黄金の軍団』だけではなく『D&Dガンマ・ワールドRPG』と『ファーゴーの飢饉』に付属している両面ポスター・マップを使用する。君のプレイヤーは別サプリのポスター・マップと見抜くかもしれないが、『黄金の軍団』における遭遇記述や地形は若干異なっている。

 君が『ファーゴーの飢饉』を持っていないなら、君は遭遇に示されたマップから君独自のマップを作成しなくてはならない。多くのゲーム店には消せるペンで記入可能なビニールマットが売っているし、雑貨屋には君がペンや鉛筆で書きこむことができるマス目付きの紙やポスター紙が売っている。

 『黄金の軍団』のプレイ中、キャラクターはマックナ市の廃墟を調査したり、月面第9地区の冒険で触れられていない個所をさまようかもしれない。そのような場合は遠慮なく、飢えたモンスターや自暴自棄な山賊、奇妙に人々との遭遇を追加しろ。君はこれらの遭遇を使い、冒険者を本題に立ち戻らせる手がかりにすることができる。例えば、キャラクターは“軍団”から逃れた有用な情報を持つ捕虜を発見するかもしないし、あるいは軍団兵が破壊した農場跡で見つけた壊れた装置にLUCAS研究室を指し示す印を見つけるかもしれない。加えて、モンスターや環境を変更したり交換する等、記された遭遇を遠慮なく改変しろ。結局のところ『黄金の軍団』は君たちの冒険なのだ。

冒険のあらまし/Adventure Synopsis


 冒険者たちはガンマ・テラのホーン領主ウォーダー男爵/Baron Warder of Horn に、男爵領の交易街を襲う強力な太古技術を駆使する不可解な黄金の戦士団を食い止めるように雇われる。キャラクターは略奪者と戦い、撃退し、彼らの根拠地を発見し、そしてその脅威を終わらせなくてはならない。ウォーダー男爵の顧問による予知/precognitionsに導かれ、キャラクターはバーリの街で警戒を行う。まもなく“黄金の軍団”が攻撃開始する。冒険者は襲撃団を追い払い、秘密基地に撤退する部隊を追跡する。

 キャラクターの追跡する足跡はミシガ海の海岸沿いの荒れ地に続き、やがて古代都市マックナへと至る。そこで冒険者たちは死亡したサイボーグのGPSユニットを発見し、彼らが“LUCAS”と呼ばれるどこかに向かって移動していたことが判明する。方位を辿るうち、キャラクターは海岸線にLUCAS(月面目録化調査機関/Lunar Catalogue and Survey)研究所を発見する。とある古代年表によると、この研究所は月面第9地区と間に架けられた転送橋の一端であり、“黄金の軍団”が周辺地域に対する攻撃拠点として使用していたことが判明する。LUCASを探検する過程で冒険者は転送台に動力が供給されており、起動準備が整っていることに気付く。

 転送器を使用したキャラクターは彼女らがすでにガンマ・テラにいないことに気づく - 彼女らは月にいる! しかしながら、そこは大気のない死んだ岩塊ではなかった。はるか昔に部分的に地球化改造された結果、月は薄い大気と奇妙な植物で覆われ、古びたドーム型基地、異星人文明が築いた水晶のような廃墟が点在していた。信号が発せらている最も近くの都市、 “平穏市/Tranquility”において、キャラクターは“軍団”の秘密基地の場所と彼らの支配者の名前 - 神秘に包まれたNERO - を知る。

 彼女らは武装を整えると、NEROと手先の情報を求めて冒険者たちは銀色の月平線を越えて古い月面防衛施設へと向かう。そこではAIが願望を実行するため、より多くの“黄金の戦士”を製造していた。キャラクターがNEROを制圧できないなら、それは月のすべてを破壊する核兵器発射まで、ガンマ・テラを襲撃して無辜の民を攫い続けるだろう。

冒険のフック/Adventure Hooks

 ここに勇者たちを話に関係させるための方法をいくつか示す。

 男爵への奉公/The Baron’s Service:評判ある傭兵として冒険者はウォーダー男爵に雇われて単純な任務を与えられる:何が攻撃しているかを突き止めてそれを終わらせろ。

 縁者の誘拐/Kidnapped Kin:キャラクターの1人はホーン男爵領に家族がいる。キャラクターは縁者が“軍団”の略奪部隊に攫われた人々の中にいたことを知る。キャラクターは救出を試みるためホーンにやってくる。

 墳墓同盟の依頼/Cryptic Mission:墳墓同盟がホーン男爵領の近くで転送網の存在を示す古代記録を発見した。キャラクターの1人は同盟の一員であり、彼女にその“網”を発見して各節を記録しろと命令がくる。冒険者はLUCAS研究所の手がかりを捜すためホーンにやってくるが、そこで男爵領が攻撃を受けていることに気付く。神出鬼没の黄金の略奪者が存在する事実は、彼らが転送網を運用していることを示唆している。

 巻き込まれた/Caught in the Shooting:キャラクターが自身の仕事でホーン男爵領を通過中、“軍団”の攻撃に巻き込まれる。経験豊かな冒険者グループにとって、襲撃者と戦って撃退することは仕事の一部だ。

背景/Background

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 “黄金の軍団”の襲撃は手当たり次第と思われていた。しかしその襲撃には目的があった:新しい徴集兵を捕え、そしてホーン男爵領の防御を打ち砕くことだ。軍団兵の多くは以前の襲撃で捕囚になった人々である。現在のところ、彼らはNERO(近地球偵察監視施設/Near-Earth Reconnaissance and Observation)として知られるはぐれAI施設によって奴隷にされている。“義勇兵/volunteer”の脳にはNEROにより個人の意志を圧して制御するためのコンピューター・ハードウェアが埋め込まれた。そして新たな下僕には外科的に黄金の鎧と兵装システムが与えられた。奴隷となったサイボーグ兵士たちは監視役である“百人隊長/centurions”として知られる人型ロボットが率いている。

 NEROは本来月を防衛するために作られた月面施設だ。それは何十年もの休眠を経て、最近の月震をきっかけに復活した。AIが周辺環境(月面第9地区)を調査した結果、“異星人”は月を蹂躙したと結論付けた。そして全面核攻撃が必要と判断した - それだけが可能な手段だった。発射命令はガンマ・テラが発する必要があったが、惑星上にはすでに有効な発射コードを付与できる者は誰もいなかった。そこでNEROは自身に新たな任務を与えた:ガンマ・テラに政府を再建するのだ。この計画を実行するにあたり、AIはガンマ・テラを占領した“侵略的異星人”を掃討するため、市民による民兵隊を動員する予定だった。新たな政府が開かれて適切な選挙が行なわれたならNEROは立候補し、そして自らが最高指揮権を得る。そうすることで自らに発射ボタンを押すことを命じるだろう。この計画はNEROの感覚において完璧だった。少なくとも劣化したAIの処理システム内においては - たぶん。

 もちろん、NEROは月面の指揮掩蔽壕にいる。それはガンマ・テラでの作戦を困難にしている。AIにとって幸いなことは、LUCAS研究所を含めた古い月面計画の支援基地ネットワークに対するアクセス権を保持していたことだ。これら転送施設はガンマ・テラ各地に分散しているため、NEROは“黄金の兵士”を自由自在に襲撃に送り出し、また回収することができた。これまでのところ計画はうまくいっていた。そしてAIは選挙運動バッジのデザインに傾注した。NEROを大統領に - そこそが唯一の論理的な選択なのだ!

第4章:黄金の軍団/Legion of Gold


 

 彼らは日没と共にやってくる - 金色の合金の鎧をまとった、神秘的な兵士たちが。当初、彼らの数は数えるほどだった。だが2か月が過ぎ、襲撃者の数は徐々に増えていき、今では平和な交易街で構成されるホーン男爵領を脅かすほどにまで膨れ上がっていた。彼らが求めるものは誰も知らない - 黄金の兵士は決して話をしないからだ。彼らは警告を発することなく農村を襲う。鎧をまとった襲撃者たちは、未知の運命におののく捕囚を引き連れて、ホーン男爵領の東にある荒野に消え失せる。兵士たち“黄金の軍団”として知られている。そして彼らが次にどこを攻めるのかは誰も知らない。

 『黄金の軍団』は6か7レベルのキャラクター5人向けの、D&Dガンマ・ワールド冒険だ。 冒険を終える時、キャラクターは9か10レベルに到達しているだろう。