手放しとはいえないですが、結構おもしろい作品でした。
残念なのは若干の間延びが見られるところですが、まあ許容範囲。
『少林サッカー』と異なり、少林拳が絶対無敵ではないところが良し悪しですが、これは観客の捉え方次第でしょう。私としては「リンちゃんのワンマン・ゲームになってしまったためチームメイトがやる気をなくす」の流れでも良いと思うのですが。
あと岡村隆の使い方がうまかったと思います。『L, change the World』の南原清隆は脱力でしかなかったのですが、こちらはまずまず。ただ、どうせならもっと実力を秘めている描写をさりげなく入れてあげた方が良かったですかね。その方が岡村の活躍が引き立ったと思います。
日本の武道的な視点では、正直少林拳の動きは無駄が多いと思っていたのですが、あれらがすべて攻防一体の動きであることがわかったのが岡村と柴崎の殺陣の部分というのは内緒w
D&D的に言えば、高レベルモンクがダメージで伸び悩むのは、『少林拳は攻撃の技ではなく護りの技』を実践しているのだなと納得?