救済……?
ターミネーター・シリーズの映画4作目。テレビ版とか小説版はもっといっぱい (;^ω^)
映画2作目以降のパターンである「悪の機械vsターミネーター」という図式を踏襲している。
今回の「悪の機械」はスカイ・ネット直属の戦闘兵器群。そして「ターミネーター」は2003年に死刑執行された犯罪者の肉体から作り出された、“機械”の自覚なき潜入型アンドロイドのプロト・タイプ、マーカス。
今まで全貌の描かれることのなかったスカイ・ネットの戦闘兵器群が遂に登場。その内訳は…
- T-600型ターミネーター(シュワルツネッガーの中の人の前期型)
- ムカデ型ターミネーター(全長1mほど)
- キラー・ハンターと呼ばれる、謎推進機関で空を飛ぶV−TOL機型ターミネーター
- キラー・ハンターの母機ともなる大型運搬機(下記ロボットすら運べる)
- 10mはあろうかという大型ロボット(ロボテックのようなw)
- 大型ロボットの脚部に収納可能なバイク型ターミネーター
そしてそれに対抗する人類軍の兵器は
- 司令部として機能する原潜(おバカな罠にハマって撃沈)
- A-10攻撃機(ハンター・キラーと空戦やって撃墜)
- 軍用ヘリ(何機かあるけど無駄遣いするように多数撃墜。残存4機)
- ジープなどなど
- 人間が携行可能な様々な火器
ムリ、とてもムリw しかもスカイ・ネットの先制核攻撃から戦いは始まった人類に、これだけの兵器を10年間運用し続けるのはもっとムリw
A-10なんて製造後20年からたってんじゃねぇの?(初飛行から40年、『審判の日』から10年)。
そんなの飛ばねぇよ! 燃料や部品、物資の補給がないんだぜ…。
途中、バイク型ターミネーターを鹵獲して使用するシーンがあるんだから、人類軍は鹵獲ターミネーターを利用して戦うみたいな構図でいいと思うんだが。
で、スカイ・ネットはメカメカした正面兵器ではなく、潜入用に人型ターミネーターを作りはじめたって展開の方がスムーズなような。
あとスカイ・ネットはカイル・リースを手配しているんだけど、彼はいつスカイ・ネットの手配者になったの?
1作目で過去に送られる寸前まで彼は一般兵士でしかなかったじゃん。しかも過去で戦死だし。
またサラ・コナーの記録からカイル・リースを手配していたとしても、彼を見つけたらすぐ殺せよ。1作目じゃ発見したコナーは皆殺ししていたじゃん。
詰めの甘さというか、脚本の甘さが歯がゆい作品でした。
こういう映画は事実上のファン映画なんだから、過去作品との整合性はちゃんと与えて欲しいよな。
とりあえずT-800(CGシュワルツネッガー型)に出会ったコナーは、『久しぶりだな…』くらいの事は言ってもいいと思うんだ。
なおこのシリーズは次回作もあるらしい。4〜6の3部作構成かな…。
製作総指揮 | |
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製作 | デレク・アンダーソン、ヴィクター・キュビチェク、ジェフリー・シルヴァー、モリッツ・ボーマン |
原作 | |
脚本 | ジョン・D・ブランケート、マイケル・フェリス、デヴィッド・キャンベル・ウィルソン、ポール・ハギス、ショーン・ライアン、ジョナサン・ノーラン |
監督 | McG(マックジー) |
なお、屋外で心臓の摘出・交換手術はやめれw
俺としては、瀕死のジョン・コナーがマーカスを指差し、「俺は死ぬ。いまからお前が人類軍の指揮を取れ。お前がジョン・コナーだ!」くらいの大どんでん返ししてもいいと思うんだ。
残念 (^ω^)