96時間 Taken

  「信じるよ。だが容赦はしない!」
  「個人的なうらみはないんだ…。」 「俺にとっては個人的だ!」


  リュック・ベッソンな映画 (^ω^)


  元CIAの潜入工作員。離婚した妻が連れて行った娘(17歳)が友人(19歳)とパリに旅行に行きたいと言い出したのがきっかけ。
  彼は、娘を心配する父親としていろいろな注意を与えるが、初の海外旅行に浮かれる友人のポカにより娘らは売春組織にさらわれてしまう。
  シャブ漬けにされて売春宿に沈められるまでの平均時間は96時間。
  彼はその制限時間までに娘を助け出すことができるのか?


  TVCMとかでさらわれるシーンについては知られているだろう。
  とにかく、主人公の冷静さが素晴らしい。
  何があっても動ぜず、悪の巣窟に単身乗り込んでは〈威圧〉と〈はったり〉で相手に付け入り、〈素手打撃〉で叩きのめし、第三世界で鍛え上げた拷問を駆使して敵から情報を搾り取る。
  〈情報収集〉や〈軽業〉、〈脱出術〉も素晴らしい。


  都市型技能ローグの真髄はここにあるという素晴らしい映画。リーアム・ニーソンの半泣き顔のような表情も潜入工作員としては優秀っぽく見える。


  基本的に事態が起きてから沈静化するまでの作品なので、それ以外を求める人、凄惨なシーンを求めない人は見ない方が良いだろう。


  ああ、すがすがしい映画だなぁ (。ω゜)

製作総指揮  
製作 リュック・ベッソン
原案  
脚本 リュック・ベッソン、ロバート・マーク・ケイメン
監督 ピエール・モレル


  最後の戦闘はどっかで見たような演出だが、どこだったかなぁ。ありがちって言えばありがちだが…。