羊たちの湾岸
まあ、はずれ。
あまりのはずれっぷりに、今まで日記を更新するのをためらわれるほどのはずれ。
docomoと提携するのは勝手だけど、映画だけで完結させない段階でアウト。
しかも、ケータイ・ムービーの伏線を、オチに持ってくるあたりで最悪。内容としては簡単に予想できる程度のもんだが、どっちらけ感満載。
スピン・オフ用の新キャラ小栗君は邪魔なだけだが我慢の範疇だった。
なんかね、今作のダメなところは、伏線の拾い方が甘いんだよね。
今までの作品(スピン・オフ含む)は、過去作品で言及した内容をいろいろ拾ってくれて、作品世界としての広がりを感じさせてくれたのだが、今回はそれがスッパリ切られている感があって、
「ここは当然こう来るでしょ!」 → 「あれ、放置ですか、そうですか…」
というがっくり感が強く感じられてなんとも。
やる気の微妙な湾岸署の面々の仲で、青島と〈女青島〉篠原夏美のコンビがけっこう良く機能しているように見えたのだが、特に言及なしとかね。
青島はなぜか、ぶちきれたかのようにポータブル・ラムで正門叩き始めたりとか、ムリにお涙頂戴で館外放送したりとか。あれは館内は異様にリラックスムードでユースケだけ(自分の署の安寧をかけて)奔走させておき、すみれさんは
「青島くーん、こっちはのんびりやってるから早く開けてねぇ」
とか放送させ、
「いや、すみれさん。もうじき毒ガス出てくるから…」
でパニックにさせたらよさそうなのに。
やっぱ、水野美紀問題が混乱でも生んだかね?
製作総指揮 | |
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製作 | 亀山千広、永田芳男 |
原案 | |
脚本 | 君塚良一 |
監督 | 本広克行 |
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2003/07/25
- メディア: DVD
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