バトル・ランナー&グラディエイター
ネット環境の進んだ近未来、ソサエティというスーパーSNSの出現、そしてナネックスと呼ばれるナノサイズの人口細胞を脳内に注入することで、意のままにネットに介在することができるようになったのだ。
しかし、人々の生活は極端に二分されていた。
利用者のうち、富める者はカウチに寝そべり安楽な環境で、これに没入した。
そして貧しき者は、ソサエティ専用の区域においてこれを演じる役者となった。
つまり、富裕層が貧困層を操り人形として操作する世界になっていたのだ。
そのような中で、ソサエティの創造者ケン・キャッスルは、新たな娯楽を提供しようとしていた。
国に働きかけ、犯罪者の肉体を操り人形として戦闘ゲームを行なう制度を作り上げたのだ。
各死刑囚は、近代的な個人兵装を駆使した戦いを30戦勝利(敵陣深くのゴールまで到達)すれば、恩赦される。
また、死刑囚でない囚人も、モブとして戦場を(自動操作で)うろつき、生き残れば恩赦される特典が与えられた。
そのような中、主人公ジョン・ティルマン(軍属)=コード・ネーム“ケーブル”は、キャッスルの陰謀により友人殺害の罪で投獄されてしまう。判決は死刑。彼が再び妻子と再会するためには、この死の“ゲーム”を生き延びなければならなかった。
彼は幸運にも、軍人としての技量、そして金持ちで腕利きプレイヤーのサイモンのバックアップ(プレイヤーは装備を購入して与えることができる)に恵まれて27戦を勝ち抜くことができた。
全国の視聴者が注目する中、彼は残る3戦に挑む・・・。
そんなお話。
まあ、シュワルツネッガーの『バトル・ランナー』と、クロウの『グラディエイター』を混ぜて近未来に放り出したような作品。
ラッセル・クロウとジェラルド・バトラーは雰囲気が似ているので、オマージュはあるのじゃないかなぁ…。
凄惨なシーンが多いので万人には勧められないけど、なかなかに面白い。
いいかげんなネット・ユーザーに対するあてつけがなかなか効いている。
不快に思う人間も多いだろうなぁ・・・ ( ゜ω ゜)ケケケケ
製作総指揮 | マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー、エリック・リード、デイヴィッド・スコット・ルビン、マイケル・パセオネック、ジェームズ・マッケイド |
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製作 | トム・ローゼンバーグ、ゲイリー・ルチェシ、スキップ・ウィリアムソン、リチャード・ライト |
原案 | |
脚本 | マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー |
監督 | マーク・ネヴェルダイン、ブライアン・テイラー |
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