いわゆるタイム・パラドックスもの。
2070年代の世界では死体の処理が不可能なため、30年前の2044年に殺害対象をタイム・ループさせ、そこで殺害・処理させていた。
その殺しを請け負うのがルーパーと呼ばれるならず者。そして遂には老いたルーパー自身が証拠隠滅のために送り込まれ、若きルーパーが老いた本人を殺す。これを“ループを閉じる”と呼ぶ。ループを閉じたルーパーは引退し、いつしか過去に送られ殺されるまで、自由に生きる。
主人公は“ループの閉じる”日がきたルーパー。しかし過去に送られてきたのは殺されるためではなく、ルーパー組織そのものをつぶすために過去にやってきた未来の自分だった。
はっきり言えばいろいろなところに矛盾点とか何とか突っ込みどころは満載だが、とりあえずこの世界のタイム・パラドックスは、事象が起きたら即座に書き換え型であった。
そこそこよくできた作品ですた (^ω^)