山田風太郎原作の映画化。第何弾かは知らない。
ストーリィは基本路線は同じで、戦いの理由付けにやや趣向を凝らしている。
ただし人数は五対五。時間短いし止むを得ないか。人数だけ出してワンカットで死んでいくより良いと考える。ただし原作で描かれた、こいつら人外だ…、と思わせるほどの忍はいない。みんな容姿的には普通だし。そこでもっと迫力を出せたら、興行的にはどうだか知らないが、映画史には残れたろうな。残念。
忍法も原作とはかなり違うが取り立てて気にするほどではない。予算考えればCGもかなりうまくなっているので、脚本が良くなって動きのうまいCG職人が現れれば海外作品と肩を比べられるだろう。
甲賀弦之助の忍法がアレなのは流行なのだろうか? 天膳はバ・ソリーと判明したが、ああいう最後はらしくないと思う。
やはり■バジリスクー甲賀忍法帖■は偉大だな。
ところで十兵衛、お前まだ七歳だろう。ちょっと老けていないか?