Dragon Magazine #309 War

 久しぶりにゲームデータ熱が上がったので、ドラゴン#309を解析する。これは3.5e改訂後最初の一冊になる。大半の使えるデータはもはや後発のサプリメントに吸収されてしまい意味はない。ただ44〜51ページに載ってる War Spells はいけるかもしれない。
 使用するには一般特技である《War Magic Study》を取得しなくてはならない(前提条件は《頑健無比》、《鋼の意志》、術者レベル3)。この特技を取得するとこれら21種類の呪文を使用可能になる。
 呪文については詳しくないので抄訳だが、内容は要するに集団用呪文だ。大量の騎馬やモンスターの召喚、半径60フィートのファイアーボール、範囲内全ての目標に一発ずつ命中するマジックミサイル、100フィート長のライトニングボルトを発動する。友軍に支援魔法を、敵軍に弱体化魔法を放ち、大量のアンデッドを呼び起こし、集団をテレポートさせ、砦を生み出す。
 これで本来の呪文レベル+1程度なのだからイカレテいる(集団マジックミサイルは2レベル呪文)。

 ただ、これらの呪文の運用にもやや問題点がある。それは呪文構成要素がやや高価という点だ。ちなみに上の集団マジックミサイルのマテ・コンは600gp相当のダイヤモンド粉末になる。3.5eだとポーチにどれぐらいの価格までの要素が入っているのだろうか? 大火球で3500gp相当、集団テレポートで7000gp相当、砦では10000gp相当だ。

 戦争とは金のかかるもの、ということか。