解き放たれた悪夢 Nightmares Unleashed ダンジョン誌#177の脇道冒険 20100402

 悪夢は終わらない…

 リードラが幼い頃、母はいつも同じ悪夢に苦しめられていた。やがて、恐怖は彼女を狂気に追いやり、衝動的に森に駆け込んだ彼女は恐るべき獣に殺されてしまった。 その翌日の夜から、悪夢はリードラのものとなった。爾来7年間に渡り、悪夢は彼女とともにあった。 今晩、彼女はある方法で悪夢に終止符を打つつもりだった。さもなければ別の方法で。
 『解き放たれた悪夢』は4ないしは5レベル・キャラクターのために設計された冒険だ。
 夢はいつも同じだった。ひとりで歩いている女がいる。女の口からは一筋の煙が漏れ出し、地面に渦を舞いている。 次の瞬間、煙は七尺の背の高さの、翼と角を持つ人物となる。その手には炎を上げる剣が握られている。 女性の目にクリーチャーが映る。それは彼女の魂を捉える。そして「お前は生きていてはならぬ」と語る。それは炎の剣を振り上げる。しかし女は身をひるがえして逃げる。女は悲鳴を上げようとするも声が出ない。女はつまずき、転倒する。女が振り返ると、恐ろしい姿はすぐ後ろにまで迫り、剣を振り下ろす…。


 作者はクレイグ・キャンベル。1990年に大学の友人に誘われてD&Dを始めた。爾来彼はさまざまな書物を読み漁り、プレイヤーの脳を食い尽くすような驚異的物語を数多く生み出した。ウィスコンシン州北東部出身の彼は、現在ジョージア州のマリエッタに住み、B級映画を耽溺しているらしい。


 ちなみに、第1遭遇は確かに悪夢だw (;^ω^)