焼き直し。
押井守の横暴に憤った草薙素子が公安9課を去って2年…。公安9課はトグサ隊長の下、組織のあり方を変えつつ拡大していた。
中身は2006年に作られたOVA。これをブラッシュアップして3D化した作品である。
SAC自体、「もし“人形遣い”が現れず、草薙素子が公安9課を離れなかったなら…」という想定で始まったものなのだが、やはり彼女は公安から離れる運命にあったということらしい。
悪くはない。でも作品完成度は高いが、いかんせん製作者が素人なためか、プロであるところの公安9課員が誠に素人臭い失策をしでかしてくれてめげる。
こいつらの、特にバトーあたりのスペックなら、民間人がゆったりと銃を引き抜いた瞬間に腕を肩ごと吹き飛ばせそうなもんだが、驚愕する公安は目標の銃撃を許してしまうシーンが×2。
ふぅ…。
ハリウッドでもそうだが、プロと目されるキャラクターにプロとしてふさわしくない失敗をやらせるのはやめてくれんかなぁ。
観客として、「なんてこった!」ではなく、「お前のミスだ、ボケが!」という感情が勝るのは残念としか言いようがない。
製作総指揮 | |
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製作 | |
原案 | 士郎正宗『攻殻機動隊』 |
脚本 | 神山健治、菅正太郎、櫻井圭記 |
監督 | 神山健治 |
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