伝統的懲罰の天使
ゴロツキだった主人公ミルトン。彼は数年前、マフィアとのトラブルの責任を取る形で殺された。
そして数年が経つ。彼の娘は幸せな結婚生活を営むも、父親を失ったトラウマから怪しげなカルトにハマり、ついには夫諸共自身も殺され、嬰児を奪われてしまう。
地獄を現世に招来する邪悪な儀式の生贄とするために。
地獄に落ちたミルトンはそれを察知するや地獄を愛車と共に脱走。一路現世を目指す。
彼を追うのは地獄の獄吏を勤める懲罰の天使。
不死身のアンデッドと天使が巻き起こす混乱や如何に? といった痛快娯楽大作でした ( ゜ω ゜)
いや、ニコラス・ケイジものとしてはけっこうおもしろかったですよ。特にこの手の作品にありがちな
「ミルトン、お前死んだはずじゃ…」
「ああ…、帰ってきたぜ。地獄からな。」
といったやり取りも、振り返ってみればまんまであったりとか、後から考えると爆笑もの (^ω^)
ちなみに作中ではルシファーも地獄の獄卒も全部神に忠実な天使で悪魔は存在しない。悪魔とは人間の妄想が生み出した虚像ということになっている。
だからよけいな生贄なんてルシファーに捧げられると、むしろ怒って地上を破壊しかねないという見解だった。
悪魔を仕立てて“宗教の敵”を仕立てる前の伝承はこうだったなぁ、という世界観ですた。
製作総指揮 | アダム・フィールズ、ジョー・ガッタ、アヴィ・ラーナー、ダニー・ディムボート、トレヴァー・ショート、ボアズ・デヴィッドソン、ジョン・トンプソン |
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製作 | マイケル・デ・ルカ、レネ・ベッソン |
原案 | |
脚本 | トッド・ファーマー、パトリック・ルシエ |
監督 | パトリック・ルシエ |