ジャーヘッド

 世界の自薦保安官であるアメリカの聖戦、湾岸戦争を題材にした作品。
 主人公はジャーヘッド丸刈り頭:海兵隊の異称)に入隊した新兵。彼が斥候狙撃兵として従軍する物語が描かれる。最初は「フル・メタル・ジャケット」かと思ったが、キューブリックほどイカレてはいなかった。まあ手記を基にしたドキュメンタリーではやむ得ないか。
 問題視という観点ではメグ・ライアン戦火の勇気の方が衝撃的だったような気がするが、実話と虚構の差ということか。


 こういう映画を見ていると、ヴァルハラに行ける事を信じて戦っていた時代と人間はたいして変わっていないなと思える。