ハンニバル・ライジング

 映画3部作は消化試合


 ぼくらの永遠のヒーロー“ハンニバル”の行動が正しいことを証明した映画?
 彼の異常な性格と人肉食と言うイカレた嗜好の起源を解き明かすという意欲作。問題点は、それなりの理由付けがされてしまったため、単なる悪として見られなくなったことw
 この映画はそれだけで完結しているが初期段階での目的は完遂されてしまったため、『羊たちの沈黙』以降3部作は単なる目的を遂げた男の惰性的行為であることが判明した。ある意味いかなる目的行為も最終的に腐敗するという現実を描いているのかもしれない。


 しかしレクター、お前どう考えても最後のシーンの土地まで行けないだろw