仮面ライダー The First
戦闘員ごときを一撃で倒せない怪人なんていらない。
なんつうか演出甘いよね。新入りの怪人の癖に幹部の命令を聞くときに椅子に座ったままとかね。あれは立たせることで機械的な忠誠心を描けると思えるけど。
蜘蛛男の襲撃時も雑誌社の記者なら常時カメラ構えているとかでいいし。射撃するみたいにカメラとストロボで怪人を写すとかさ。コマ送りの動きが怪人らしさを出すと思うんだけどね。
なにかあっても警察とか来ないし、被害者の肉親もいない。シーンの切り替わりに一瞬出すだけでも良いと思うんだが。
頬をひっぱたいたら鉄を殴ったみたいに痛いとかベタでもいいし、なんか全体的にらしさがないというか、作品を作ること自体に必死で、作品をうまく仕上げることに力がこもっていない感じ。そろえられるだけの最高の素材を用意しました。でも調理は焼いただけです。みたいな。
バックボーンとして特撮世界の物語とされているのが臭うのに、現代世界を下手に取り入れてるから現実味がなく浮いている感じ。これじゃそのうち飽きられるぞ、と *1。
「なるほど」と「あるある」がないドラマってダメだよね *2。
二代目立花藤兵衛が宮内洋とは深いような微妙なような…。で、結局のところ、死んだ雑誌記者と一文字隼人の関係は何? 偶然? そしてリジェクション問題はスルー?
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