ナイト&デイ Knight and Day

 ナイトとの日々


 米陸軍に所属するマシュー・ナイトはCIAのスカウトを受け、イラク戦争中に戦死したという公的な立場とロイ・ミラーという新たな身分を得る。
 以来、彼はエージェントとして活動してきた。
 その彼に新たな任務が下る。サイモンという天才ギークの警護任務だった。サイモンは指先ほどの大きさに関わらず、小さな街クラスであれば全電力を供給できる燃料電池を作り出したのだ。
 しかし、ロイの同僚に裏切者がいることが発覚する。同僚のフィッツジェラルド燃料電池を手に入れ、スペインの武器商人に売り渡そうとしたのだ。
 ロイは燃料電池を奪うとサイモンとともにCIAを脱出し、逃亡生活に入った。フィッツジェラルドはロイこそが裏切者であるとして、CIA全局が彼を追う事になった。
 カンザスで追っ手に追いつかれたロイはボストン行きの飛行機に乗り込んだ。CIAはそのフライト自体を買い受け、乗務員全てをエージェントで固めて必殺の罠とした。飛行機にはエージェントしか乗り込まないはずだった。しかし、その機体には航空会社のミスで、搭乗チェックを切り抜けるために利用した民間人ジューン・ヘイヴンスが乗り込んでいることがわかった。
 ロイはジューンを巻き込まないために奮戦することになる…。

製作総指揮 アーノン・ミルチャン、E・ベネット・ウォルシュ
製作 キャシー・コンラッド、トッド・ガーナー、スティーヴ・ピンク、ジョー・ロス
原案  
脚本 パトリック・オニール
監督 ジェームズ・マンゴールド


 とりあえず、キャメロン歳取ったなぁとか。


 いや、明るいスパイ・アクションとしておもしろかった。トム・クルーズ作品としてこういう痛快な作品は近年なかったからね。
 ところが、今作は前評判が悪く、実際の収益も失敗作に入るレベルらしい。
 今までのつまらないハズレ映画がサイエントロジーの影響だとしたら、今作はそれがないからこその痛快作で、かつ不人気なのかなとか邪推するわけだ。はてさて。


 とりあえず、航空券代はどこから出たのかが疑問だったりするわけだが。「金をつかませて手を引かせた」とかいうセリフが入ってれば納得なんだけどなぁ。