マイティ・ソー Thor

 星の王子様、メキシコに行く


 お話自体は、簡単。
 暴れ者の王子様が故国を追放され、辺境に落ち延びる。
 そこで地元の女性と恋に落ち、弟の放った刺客をやり過ごしつつ故国に帰還。
 陰謀を企む弟を追放して故国に平和をもたらすも、辺境に向かう手段を喪失。
 愛した女性との再会を期しつつ次作へと続く。


 ところどころ、マーブル設定を漂わせつつ(ロキの放った刺客ゴーレムを見て「スタークのメカか?」とセリフをはさんだり)、お話自体は個々に完結。シリーズ物の作り方として悪くないね。


 マーブルのヒーローはたいていうんざりするような過去を背負ってたりするのだが、最近の映画と同様、
  「異世界の王子様、大暴れ」的
なわかりやすいお話に作り変えているのは好印象。

製作総指揮 ルイス・デスポジート、スタン・リー、パトリシア・ウィッチャー
製作 ケヴィン・フィージ
原案 マーブル・コミック『マイティ・ソーJ・マイケル・ストラジンスキー、マーク・プロトセヴィッチ
脚本 アシュリー・エドワード・ミラー、ザック・ステンツ、ドン・ペイン
監督 ケネス・ブラナー