図書館戦争 革命のつばさ

 初日だった… (^ω^;)


 原作4冊の内の4巻目みたい。。。


 昨今の情勢を踏まえたような内容。
 ただ、「外圧に弱い日本」を理由にすべてを解決させたけど、あはははな感じ。
 だってホントに外圧弱かったら、あんな検閲すぐさま潰されるよな。
 外圧をはねつける日本に成長した後じゃないと、あの世界はない罠ァ。
 あと大使館やら領事館の前であんなに良化隊が展開すること自体が国際問題だしな。


 まぁ、フィクションだし良いけど、最後の最後がアレでは「作者、疲れたか…」と思った。
 広げた風呂敷をたたむのは才能いるからねぇ・・・。


 ちなみにオープニングあたりを作ってるスタッフ(アニメーター)は車持ってないだろw
 平時で単なる移動シーンなのに、主人公たち平然と交通違反しとるぞw



 なお、ラブコメとしてはおもしろかった (^ω^)







 なお、今作の中で、小説の中身が詮議されて最高裁まで行くことになるのだが、あれは単なる作中作家の怠慢。
 もともとノンポリとして描かれているけど、ああいう事態が起きうる可能性を考えずに作品作った当麻という作家の自滅でしかないな。本人、徐々に理解していくが。


 たとえば、ホントにテロものを書いたとする。
 前提として、テロ組織のあり方や流儀、ターゲットとなる建物や運営、警備などこまごまと調査するとする。
 その調査をした後、執筆に取り掛かるだろうが、ここでよくよく考えて作品を作る人は、入念な嘘をこめる。
 簡単に言えば、作品をそのまま引用したら確実に失敗するような罠を入れる。
 作中では原発武装ヘリが突っ込んで破壊活動をしてた。たぶん作中作品でも同じことをするのだろう。
 ここでより良い作家なら、ちゃんと嘘を入れる。
 たとえば、現実の原発の外壁にはバルカンファランクスが設置されており、現実に近付いたヘリは瞬殺されてしまうが、作中ではオミットしてあるとか。また現実はヘリが突っ込んだり携帯火器ていどでは傷ひとつつかない強度を保っているが、作中では簡単に壊れるとか。緊急時は自動的に5m間隔の隔壁が落ちるが、作中では書かれていないとか。
 つまりは、馬鹿な模倣犯が「話が違うじゃねぇか!」と嘆くように書くんだね。
 こういう嘘をちゃんと織り込んでいない、または織り込めない作家は、検閲食らってもしょうがねぇんじゃないかな、と思うね。
 まあ、それ以前に編集レベルで修正させなきゃダメなんだが。
 当麻はまんま、テロの教科書になるように書いたんだろうなぁ。


 現代の出版規制問題に関しても、同じようなこと起きてんじゃねぇかな?
 ヤンキーマンガがタバコ吸えばバカガキもタバコ吸うし、吸殻投げ捨てりゃバカガキもまねるぜ。
 出版する内容に自覚を持たないんじゃ、規制が起きても当然だよなぁ。