出来損ないたちの讃歌2:ハンドアウト
PC1:双頭武器遣い
あなたは国いちばんの双頭武器の遣い手だ。あなたの技に敵う者はいまだ見たことがない。あなたの夢はそれを強敵に振るうことだ。
あなたには姉がいる。あなたの姉は神殿でアーティファクトを奉る巫女として仕えている。街が襲撃された夜も姉は神殿にいたはずだ。そして姉の姿はアーティファクトとともに消えていた。他には神殿兵の死骸だけが残されていた。あなたの姉はまちがいなく襲撃者に連れ去られたのだ。そして今この瞬間もあなたの助けを待っているかもしれない!
あなたは最愛の姉(とアーティファクト)を助け出さなくてはならない。たとえ命を落すとしても!PC2:遊撃手
あなたの役割は遊撃手、すなわち前衛とともに前進して機会攻撃を避けつつ挟撃を行う役だ。
しかしあなたの本当の仕事は盗賊だ。あなたがこのパーティにいるのはこの街にあるアーティファクトを狙っての事だ。あなたはある有名なソーサラーに雇われたエージェントでこの街の調査を行っている途中だったのだ。
しかしこの事件は致命的だ。アーティファクトがなければあなたの任務は終了だ。しかし依頼人はそんな事で我慢するような性質ではない。あなたはまちがいなく依頼人からいわれのない報復をうけるだろう。
あなたは襲撃者を突き止めてアーティファクトを奪還しなくてはならない。奪還に失敗したとき、あなたは一塊の粘体と化しているだろう…PC3:信仰呪文遣い
冒険には信仰呪文が付き物だ。信仰呪文に頼らずに危険な旅を行う愚者は長生きできないだろう。そしてあなたは信仰呪文を使うことができる。しかしながら、あなたの呪文発動は決して主流とはいえない。しかしその力は決して劣っているわけではない。クレリックとはやや方向性が違うだけだ。
あなたはこの地に信仰の拠点を築くべくこの街に派遣されたのだ。これはチャンスだ! 伝説によると、このアーティファクトはあなたの仕える神格が降臨した際に地上にもたらしたとされるものだからだ。これを掠め取る事ができれば、この街にあなたの教会を建立する事ができるだろう。そしてあなたは初代司教に就く事ができるかもしれない!
あなたはこの襲撃犯からアーティファクトを奪い取らなくてはならない。あなたの名声のため! そして要らない子脱出のため!! この戦いはあなたの信仰を賭けたものとなるだろう!!!PC4:ソーサラー(アプレンティス・ケイオス)
…は常にふたりおる。それ以上はおらん。師とその弟子がな…
あなたはとある有名 *1 なソーサラーの弟子だ。ソーサラーの弟子というと奇異に聞こえるかもしれないが、生来秘術呪文が使えるあなたは師に魔術を学ぶ事はない。あなたが師事する理由はその思考形態だ。従来の秘術師と師はまるで異なる存在だ。あなたは師の技ではなく様式を学んでいるのだ!
師は人造を従える事を好む。これはウィザードも同様だ。しかし師が従えるのはジャガーノートのみだ。師はこれを乗騎として幾体も使いこなす。時には強大化したものを。
師はアーティファクトを好む。これも秘術遣いとして奇異ではない。しかし師は盲目的にこれを求める。有効利用するとか計画性を持って求めるのではない。単に目にしたら欲しがる。その過程に一万の軍勢が待っていようとそれを掠め取ろうとする。
そして師はドラゴンを従える。ドラゴンが唯々諾々と従う理由はあなたにはわからない。しかしドラゴンは師の下僕として従う。ドラゴンの体に色を塗るという行為に着目したのは師が始めてだ。
そして師はウーズが大好きだ。たまに師は食われることなくウーズの中に埋まって休むときがある。師はウーズを自由に作り出し *2、それを用心棒として従える。
あなたは今回の襲撃の首謀者を突き止め、そのものからアーティファクトを取り返さなくてはならない。なぜならこのアーティファクトは師が狙っているものであり、師の楽しみを奪った者は成敗されなくてはならないからだ。
ただしあなたがそれを師に届けるのは考えものだ。師は襲撃の楽しみを奪った褒美としてあなたをウーズにしてくれるかもしれないからだ…PC5以降:思いついたの適当に
というわけでプレイヤー募集中!