アボレスの都市 City of Aboleths ダンジョン誌#170の冒険の種 20090916

  2遭遇に技能チャレンジ付!

  アボレスはたいていの冒険において遭遇するモンスターのうち、最も強力かつ危険な存在である。 悪夢のクリーチャーと落し子を求めてアボレスの棲居の中心まで探索に踏み込んだ者は恐怖に見舞われるだろう。 それは正に英雄と呼ばれるにふさわしい行為であり、彼女らが直面する挑戦や遭遇に使える様々なアボレスがブルース・R・コーデルの著作『苦痛都市』から提供された。

  アボレスの三つ目がそれぞれ独特のリズムで瞬いた。 2つの目はアヌーシャを捉え、もう一つはイーヴァを見つめた。 クリーチャーは突撃した。 その触手は通路の向こうを激しく打ち叩いた。 周囲の空気には粘液の飛沫が飛び、恐るべき金切音を発した…。 それが通り過ぎる瞬間、イーヴァはモンスターをにらみつけた。彼女の目は殺気に満ちていた。 虹色の輝きがアボレスに殺到した。 それはねじれ震動し、怪物の表皮に1ダースもの斬撃を与えた。 アボレスを包む粘液から黒い血液が染み出してきた。


  作者はまたもコーデル。そう怨み重なるコーデル!
  自著の設定に沿った冒険の種です。伝説級冒険に適切なモンスター(アボレス・シリーズ)が紹介されています。
  最大で22レベルの敵ですが、遭遇としては17〜18を想定しているみたいです。


  なるほど、貴様の考えはよくわかった…。


  ちなみに前作はこちら。小説はたいてい3部作なので、次回もこういうショート・シナリオは出現するでしょう。


City of Torment: Abolethic Sovereignty, Book II

City of Torment: Abolethic Sovereignty, Book II