イングロリアス・バスターズ Inglourious Basterds(直訳:不名誉なる私生児

  みもふたもなしw


  二次大戦中、9名の猶太系米兵からなる特務小隊“バスターズ”が独占領下の仏に侵入した。
  彼らは独兵に成りすますと、油断した独兵を片端から抹殺し、頭の皮をはぎ、額に逆卍を刻んで恐怖の印を刻んでいった。
  時は流れ、小隊の人数も減りつつある現在、バスターズに作戦が下命された。
  巴里で行なわれるプレミア映画祭に、独軍の高級指揮官/官僚が集まるというのだ。
  バスターズは英軍の援助の下、映画祭への破壊活動を行なうことに決定した。
  そして…


  といった内容の真面目なお話。
  そりゃまぁタラ助の作品だからこまごまとしたおふざけは満載だが、比較的まじめには作られている。
  ヒトラーさんへの当たり方とかは、「猶太社会に気ぃつかってんなぁ」という感じがよく出てるが。


  作中で描かれているのは、ナチスの恐怖は軍隊でもアウシュビッツでもなく、猟犬のように鋭い嗅覚(観察眼)と判断力であるということ。
  あれが本当のナチだったら、たしかに恐怖の対象となるだろう。笑えないシャレとか、なお恐怖を誘うところが良し。
  最後のオチはタラ助作品としては秀逸なので、ある意味素晴らしいな (^ω^)

製作総指揮 ロイド・フィリップス、ボブ・ワインスタインハーヴェイ・ワインスタイン、エリカ・スタインバーグ
製作 ローレンス・ベンダー
原案  
脚本 クエンティン・タランティーノ
監督 クエンティン・タランティーノ