『下水Go!Go!Go!』 (8レベル・デルヴ毒影団より)

 ヤマオカ長官が殺された!


 ヤマオカ長官はあなたたち冒険者パーティーのパトロンだ。彼は大富豪にして街の議会議長を務める有力者でもある。
 そして冒険者にも理解があり、いくつかの冒険者パーティーを食客として子飼いにしている。
 またいささかヤバい商品であっても気前よく買い取り(市価の40%)、出自を聞くこともない。


 つまりは、殺されるだけの理由がたっぷり詰まった風船だったわけだ。そして誰かがそれを弾けさせてしまった…。


 問題だ。ヤマオカ長官の参謀マナベはまじめな性質で、冒険者のような流れ者を毛嫌いしている。このままでは間違いなく追い出されるだろう。マナベ参謀がヤマオカ長官を守りきれなかった冒険者をどうにかしてやりたいと考えるのは自然の成り行きだからだ。
 いや、それどころか、今までヤマオカ長官のために遂行してきた悪事を盾に取り、絞首台に送られてしまうかも知れない…。


 まずい、まずいぞ!


 我々は汚名返上すべく、冒険者稼業を一時返上して探偵となった。街の様々なところに出入りし、粛々と情報収集を続けた。
 無為な日々はやがて実を結び、敵の姿が浮き上がってきた。


 ヤマオカ長官を殺したのは毒影団と名乗る新進の暗殺者集団で、仁義をわきまえることなく報酬次第で誰でも殺す無頼の輩だった。そして毒影団のアジトは広大なる街の下水道であることがわかった。


 ここで我々はマナベ参謀にふっかけた。ヤマオカ長官の仇は討つ。その際には契約を更新してもらいたい。以前と同じ条件で。
 冒険者嫌いのマナベ参謀はしばらく迷っていたが、下手人を捕らえることができない不名誉よりはマシと考えたのだろう。首を縦に振った。
 ただし猶予期間は1ヶ月。


 そして1ヶ月ほどが過ぎた。毒影団のアジトは絞られた。あなたたちは仕入れた情報をもとに張り込みを開始した。
 情報によると、毒影団は今夜ボガード参謀を襲うらしい。
 しばしの後、ボガード参謀の家から影のようないでたちの人物が路上に姿を現した。


 やつだ!


 あなたは足早に立ち去る影のような人物を追いかけ始めた。
 やつかやつのボスを捕らえれば任務完了だ。あなたたちの首は繋がり、報酬ももらえるだろう。

 あなたたちは影の人物に気取られないように、夜の街を駆けた…。


 そんな背景で始まったダンジョン・デルヴ。
 パーティ連携が初めてなためか、第2遭遇は若干時間がかかりましたが、第3遭遇は状態異常コンボがバッチリ入り、ボスのナイトシェイドさんはボコられて撃沈したのでした…。


 しかし副官の麻衣子タンは脱出に成功したため、来週は新たな部下を募って反撃開始です! (◆ω◆)

役割 名前 種族 性別 クラス構成 プレイヤー
防衛役 アルフ ロングトゥース・シフター 野生の血のウォーデン yukaさん
撃破役 ナコルル エラドリン 野獣使いのレンジャー ねたごん
指揮役 トーホ ドワーフ 勇の徳のバード Dowaさん
制御役 グランカス ドワーフ 憤怒の誓約のインヴォーカー 樹木さん
制御役 ヴェクター ドワーフ 原始の守護者のドルイド が〜じる
野獣 ママハハ ラプター レンジャー使われの野獣 ねたごん


 以下はyukaさんが採録してくれた妄言。ありがとう! (;^ω^)


 「フィギュアは銀さんだからスタイリッシュドワーフ」「『ふたりはドワーフ』とか」「背中合わせでポーズとったりするんだな」
 「上手に溶けました!(骸骨を取り出しながら)」
 本日の愉快な仲間たち:仮面ライダーナコルル、ハート仮面クリリン、スタイリッシュドワーフ、「ゴムゴムのドラゴンブレス」ゴジラのバード、アルフ(CV:所ジョージ)
 「三下はいざというとき底辺をはいずっていればいいんです。『三下の朝は早い』とか、そんな」