さて、巷では「戦闘がダレる」「うざい」「飽きる」と散々言われている単独モンスターですが、皆さんいかが処理を進めておられるでしょうか?
今回のボスは大型の単独モンスター(アダルト・ブラック・ドラゴン)だったわけですが、“処理”が続くことが懸念されたため、ちょいとひねらせていただきました。
現行ルールで、単独モンスターは標準モンスターの4倍のhpを持つとされています。ならば標準モンスター4体を同時に登場させりゃ良くね?
といった単純な考えで今回のボスは生成されました。
- 大型モンスターであるため、接敵面は2×2となる。その各マスに、標準モンスター4体が配置される。
- 接敵面内の配置はターンの開始時に任意に変更できる(アクションではない)。
- PCが攻撃する場合は4体のモンスターが配置されているように扱う。つまり防御値にあっては4体固有のものを使い、近い接敵面のモンスターを攻撃するには通常に、奥側のモンスターを攻撃するには遮蔽が生じる。
- それぞれのモンスターは互いが互いに騎乗しているかのように、4体合わせて標準、移動、マイナー・アクションを持つ。
- 移動に関しては、4体の中で任意のものを使う。
- 攻撃に関しては、標準モンスターとして間合いなどを考える。
- 範囲攻撃に関しては、範囲内に含まれたそれぞれのモンスターのうち、PCが望んだ部位に対して1回だけ攻撃する。
- モンスターは状態異常をそれぞれ共有する。
- モンスターが倒された場合、欠けた部分は別のモンスターが占める(DMの選択)。
絵にすると、
PC1にとって兵士役と暴れ役は遮蔽はなく、制御役と奇襲役には遮蔽が生じる。
PC1、2はこのモンスターを挟撃状態にあると考える。
1は兵士役と暴れ役に戦術的優位を得て、制御役と奇襲役には戦術的優位と遮蔽を得る。2は制御役と奇襲役に戦術的優位を得て、兵士役と暴れ役には戦術的優位と遮蔽を得る。
まあ、アイデア・モンスターですが、単に単独モンスターと殴りあうよりヴァリエーションがあって飽きないかも。
中のフォーメーションを任意に変更できるため、撃破役の前面に兵士役をあてるなど、有利に展開できるかもです。
(;^ω^) .。oO(ご想像のとおり、制御から潰されてすぐにジリ貧になりましたが。