蜘蛛糸通廊は下り方向に曲がり、やがて平らな床面で行き止まりになる。そこには錆びた青銅製の落し戸があった。真四角の戸口は、様式化されたデーモンの顔を模しており、大きな引き輪が取り付けてある。
落し戸は施錠されておらず罠も掛けられていない。そして引けば簡単に開く。PCが下方の部屋を覗き込んだなら、以下の文章を読むか言い換えろ:
落し戸の下は、薄暗い照明の部屋が広がっている。部屋の一辺は30フィートだが、深さは60フィートで、泥水が張っている。君は水面下の様子を見ることができない。壁面からは、止まり木のような。錆びた鉄の棒が数本突き出している。禿鷹のような人型生物クリーチャーが、これらの止まり木で休んでいる。その黒い羽の翼は、ねじくれた筋骨たくましい肉体を覆っている。
縦坑のような部屋の底にある水たまりの深さは30フィートであり、この部屋のクリーチャーによる犠牲者の無数の骨(砕かれて骨髄が吸い出されている)が眠っている。そこには鎧や装備品の残骸も含まれる。
クリーチャー/Creatures(遭遇レベル18):4体の禿鷹のようなクリーチャーはヴロックだ。彼女らは侵入者に気付くと即座に攻撃を開始する。 水面下にはヘズロウが隠れている。
- クリーチャーA3:ヴロック ×4体
- クリーチャーA2:ヘズロウ ×1体
戦略/Tactics:ヴロックたちはキャラクターをつかむと下方の水たまりに投げ入れ、ヘズロウは濁った水の中から攻撃する。すべてのPCが水中に落ちたなら、ヴロックたちは攻撃を継続するため勇んで水中に向かう。ヴロックが倒されたなら、他の者は仲間の招来を試みる。
財宝/Treasure:水たまりの底には千もの骨片に混じって、10543gp、5390sp、マイナー・リング・オヴ・エナジー・レジスタンス([電撃])が眠っている。