ボーン・ナーガは骸骨のようなアンデッド・クリーチャーで、ナーガの術者により作り出される(たいていは自種族による)。ボーン・ナーガは創造者よりもヒット・ダイスの低いナーガにクリエイト・アンデッド 呪文を発動することにより生み出される。
ボーン・ナーガの外見は蛇のような姿の骸骨であり、おおよそ12フィートの体長を持つ。頭部は不気味な人間のそれであり、長い牙が生えている。クリーチャーの眼窩には冷たく残忍な火がともっており、周囲には形容し難い憎悪と怨念が漂う。尾の先端は残忍な骨の針である。
ボーン・ナーガは奴隷に貶められていることを嫌悪しているが、盲目的に創造者に従い、命令されるがままに他のナーガを攻撃する。
もし主が死したなら、ボーン・ナーガは自由となり、自由意志により自らの運命を選択することができる。
この骸骨クリーチャーは巨大なアンデッド・スネークのように見えるが、その人間のような頭部は長く致命的な牙が生えている。その尾の先端は骨の針のようだ。
ボーン・ナーガの作成 Creating an Bone Naga
“ボーン・ナーガ”はいずれかのナーガに追加可能な後天的テンプレートである(これを基本クリーチャーと呼ぶ)。ボーン・ナーガは基本クリーチャーの全特徴を残し、かつ以下の特徴を得る。
- サイズと種別:クリーチャーの種別はアンデッドに変わる。基本攻撃ボーナス、セーヴ、技能ポイントは再計算しない。サイズは変化しない。
- ヒット・ダイス:現在有しており、また将来獲得するヒット・ダイスはいずれも1d12に変更される。
- アーマー・クラス:ボーン・ナーガは+6外皮ボーナスか基本クリーチャーの持つ外皮ボーナスのいずれか高い方を得る。
- 攻撃オプション:ボーン・ナーガは基本クリーチャーの持つ攻撃オプションをすべて維持し、以下の特徴を得る。
毒 Poison (変則): 噛みつき・負傷、頑健難易度(10+1/2キャラクター・レベル+【魅】ボーナス)。初期・予後ダメージはいずれも1d4【筋】ダメージ。突き刺し・負傷、頑健難易度(10+1/2キャラクター・レベル+【魅】ボーナス)。初期・予後ダメージはいずれも1d4【耐】ダメージ。 - 特殊アクション:ボーン・ナーガは基本クリーチャーの持つ特殊アクションをすべて維持し、以下の特徴を得る。
ダメージ減少(変則): ボーン・ナーガは筋肉や臓器が欠落していることから、ダメージ減少5/殴打を得る。
完全耐性(変則): ボーン・ナーガは[冷気]に対して完全耐性を得る。
呪文抵抗(変則): ボーン・ナーガの呪文抵抗はクリーチャーの脅威度(ボーン・ナーガ・テンプレートを適用する前)+11か、基本クリーチャーの呪文抵抗のうち高い方の呪文抵抗を得る。
テレパシー(超常): ボーン・ナーガは250フィート以内のクリーチャーと言語を用いてテレパシーで会話することが出来る。 - アンデッドの種別特徴:『モンスター・マニュアル』参照。
- 能力値:アンデッド・クリーチャーとして、ボーン・ナーガは【耐】を持たない。
- 脅威度:基本クリーチャー+1。
- 宝物:無し。
- 属性:いずれかの悪。
- レベル調整値:‐