邪悪寺院、再び 第12回(最終回)


  かくてペイロアの輝ける従者に率いられた冒険者たちは、かつて破壊された寺院の地下に広がる廃墟に乗り込み、大いなる邪悪を排除し、異界にまでその矛を進め、悪のエレメンタル・プリンスを討ち取ったのであった。
  冒険者たちは戦利品である2つのオーブを破壊し、タリズダン教徒の究極の目的を完膚なきまで砕いたのであった。


  これにより、タリズダンの復活は完璧に潰え、全世界の平和は守られた。
  ありがとう冒険者たち、ありがとうタイニー・バルタン。君たちの活躍は忘れない!




  そんなこんなで2年間続いた長かった冒険も終了しました。お疲れ様でした。
  いつか別の次元、別の時間、別の冒険でお会いしましょう。



出欠 PCナンバー 名前 種族 性別 クラス構成 プレイヤー 戦死数
ゼルフィール 人間 ファイター4/サイキック・ウォリアー2/ウォーマインド6→7 が〜じる id:GARGILL
ファラン・ノーム ウィスパーノーム ローグ7→8/スワッシュバックラー1/アンキャニー・トリックスター ヒロベ紙 id:taxfree
レイモンド 人間 クロイスタード・クレリック*1/レイディアント・サーヴァント・オヴ・ペイロア6→7 羽生響
エコミンスター 人間 ウィザード5/メイジ・オヴ・ジ・アーケイン・オーダー7→8 amon id:amon405
ネタゴン デッド 人間 バーバリアン1/トーテミスト11→12 *2 ネタゴン id:ruwind

  タリズダン教徒は絶望していた。彼らを率いていたドゥーム・ドリーマーは壊滅し、元素邪霊寺院と堀要塞はホムレットの手勢に落ちた。
  噴火口尾根鉱山は依然として彼らの支配地であったが、ここも間もなく敵の侵攻を受けて陥落するだろう。
  そして内神殿を支配している裏切り者のヴァラチャンが彼らの根絶に力を貸すことは疑いない。


  すべては終わったかに見えた。しかしタリズダンは幽閉次元より彼らに神託を与えた。
  狂信者たちは噴火口尾根鉱山の地下にもぐった。かつてドラウや地下に潜む邪悪な輩が築き上げた地下道だ。彼らは神託に従い地下を進み、そして必要なものを見出した。
  それは〈ショウスラグト〉と呼ばれる異形の幼体だった。
  神託によると、それを育てることにより究極の目的は達成されるということだった。
  狂信者はその異形を慎重に成長させていった。異形は苦痛と狂気を好んだ。狂信者はそれを惜しみなく与えた。


  10年の時が流れた。異形は大きく成長した。目的を叶えるには十分となった。狂信者たちは異形の中に乗り込むと、全ての破滅を始めるべく出発した。


  今、フラネス大陸最大の、グレイホーク世界最後の戦いが始まろうとしている。
  この戦いに勝利できるのは、あなただけかもしれない。


  〈邪悪のエッセンス〉に続く!

*1:アンアースド・アルカナの代案版クレリック

*2:マジック・オヴ・インカーナムのコアクラス