ダンジョン誌#152のシナリオ 20071221 邪悪のエッセンス Essence of Evil 翻訳完了

  初期紹介はここ。翻訳開始はここ。萌えはここ


  完成したのでレインボーさんとこに放り上げました。数日中には公開されるでしょう。
  本来であれば自分のところでゲームしてから公開するのですが、3.5eがまもなく終了することから早めの公開です。年末にでも楽しんでいただければ幸いです。
  題材が『邪悪寺院、再び』で取り上げられたタリズダン信仰に関わるものであることから、『邪悪寺院』をクリアーしたパーティにも挑戦してもらいたいですね。


  なお、このシナリオはオアース以外、つまりエイベア・トリル、エベロンなどの別世界におけるキャンペーン最終シナリオとしても使えるよう、シナリオの運用指針が示されています。

この冒険の運用方法 Using this Adventure
  この冒険に登場するエルダー・イーヴルはグレイホーク世界設定の主たる脅威であるタリズダンと密接に関連している。しかしあなたはこのシナリオを容易に他の世界設定に適合させることが出来る。


フォーゴトン・レルム Forgotten Realms:フォーゴトン・レルム設定において、ショウスラグトはゴーナドーの〈使者〉である。〈太古の瞳〉は宿敵に戦いを挑む際に諸神の注意をそらす囮として〈使者〉を生み出した。〈使者〉には敵対する諸神に仕える定命の信者を一掃する目的が与えられていた。彼は敵を倒してパワーを奪い取り、それを用いてエイオーを滅ぼし、多次元世界と創造の秘密を奪い取ろうとしていた。PCはゴーナドー自身が動き始める前に〈使者〉を止めなくてはならない。


エベロン Eberron:強力だがほとんど忘れられたデルキールの将軍によりショウスラグトは作り出され、そして主の呼び出しを待ち続けていた。堕落した悪の下僕がカイバーの中に降り立つと、彼らはショウスラグトの安息所を暴き出し、そして異形を目覚めさせた。大地を裂いて出現したエルダー・イーヴルは現実性をも引き裂き、定命者の次元界に“狂気の領域”を現出させようとしていた。


ドラゴンランス Dragonlance:〈魂の戦争〉により覚醒させられた〈使者〉は、内部の神秘的な空間に混沌の断片を満載しつつ、創造者を求めて物質界を脱するべく大地を吹き上げて現れた。


レイヴン・ロフト Demiplane of Dread:物質界を脱したショウスラグトはすべてを破壊しつつ突進していた。それがエーテル界を通り抜けている途中、〈恐怖の擬似次元〉の霧がそれを捕らえ、すべての邪悪が渦巻く恐怖の次元界に引き寄せられていった。ショウスラグトの出現に歓喜した領域の貴族たちは、互いにそれを取り込もうとして戦争を始めた。


ミスタラ Mystara:外方次元界の連合により生み出されたショウスラグトは、雨のように死と破壊をもたらす〈夢魔の次元〉を通り抜けてこの世界に出現した。それが地面をかすめ飛ぶにつれ大地には無数の異形が湧き出し、混沌と無秩序という説明不能な力を持つ病んだ精神は世界中に被造物を撒き散らしつつあった。


ダーク・サン Dark Sun:それは〈死者の国〉の破壊の雨の中、力を持った知性の断片から生まれたと信じられていた。ショウスラグトは天空を横切るよりも、漆黒の触手をもって大地を這い進むことを好んだ。こぼれたインクのシミのようにそれは広がり続け、エイサスに残るわずかな生命はいま危険にさらされていた。大胆不適な英雄たちはすべてが間に合わなくなる前にエルダー・イーヴルを止めなくてはならない。


バースライト Birthright:コールド・ライダーはかつての力と権勢、〈闇の神〉エイズレイの権威を取り戻そうともくろみ、ショウスラグトを覚醒させた。エルダー・イーヴルはイーヴァンシーンとシャドウ・ワールドに結びついた物質界の天空に穴を穿って漂った。そしてコールド・ライダーは恐るべき事件の到来を予期して獣の下僕を率いて戦いの準備を始め、世界を戦争に引きずり込んで灰燼に帰そうとしていた。


  全世界の選りすぐったろくでもねぇネタばかりですな (^ω^)


Elder Evils (Dungeons & Dragons)

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ダンジョンズ&ドラゴンズ プレイヤーズ・ハンドブック第4版 (ダンジョンズ&ドラゴンズ基本ルールブック)

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  さて、終わったから『九層地獄でパラディンと握手!』をチマチマと直しつつ、ドラゴン誌とダンジョン誌を眺めましょうか。