アマルフィ 女神の報酬
…部品となった同志たちが、要所要所の重要部分に配置されているのは何のためだと思う?
個人的にはおもしろかった。伏線取りこぼしは多々あるものの、冷静に見直さなければ良い出来だ Σ(゚Д゚;)
問題点は、黒田がいなかった場合、彼らの計画はそもそも破綻していたという点だな。いや、むしろ進行すらしなかったかもしれない。
問題がここまでこじれるには黒田の能力が必要不可欠だが、逆に言えば彼がこの時期ここにいなかったなら、捨て駒はあそこまで浸透できなかっただろう。
また彼が代役/示唆役として介入したなら身元が早期に暴露していただろうし、そもそも捨て駒はあそこで落命していた可能性が高い。
もっとも連中の攻撃は結局のところ自滅テロでしかなかったので、そういう不幸なオチは前提だったのかもしれない。
これははたして黒田の功績なのだろうか?
推理小説で、警察の動向まではともかく、探偵の個人的な動きまで想定して計画に取り込むのはムリってもんだ。
今作はまさにそれだな。作者視点と登場人物視点が書き分けきれていないのだろう。
日本の映画(日本人?)にありがちなミスって奴だね。
製作総指揮 | 豊田皓 |
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製作 | 堀口壽一、島谷能成、高田佳夫、尾越浩文、杉田成道、永田芳男 |
原作 | 真保裕一 |
脚本 | |
監督 | 西谷弘 |
サラ・ブライトマンの歌は綺麗でしたね。作品に不可欠か否かは別ですが。
- 作者: 真保裕一
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2009/04/28
- メディア: 単行本
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