バーリはホーンからハイウェイとその先の杣道に沿って1日の旅程だ。攻撃のため『黄金の軍団』ボックスに封入されているポスター・マップ「街/Town」を用意しろ。そして「バーリについて/About Burl」を参照しろ。その場所については「ホーン男爵領概略図/Barony of Horn map」を見ろ。以下の状況の1つを選び、冒険を始めろ。
もしキャラクターが街を守るためにバーリに来たなら、読め:
君はウォーダー男爵との謁見の翌日にバーリに移動する。そこは小さいが豊かな街で、なだらかに起伏する丘陵地帯の真ん中にあった。周囲は大森林と耕作地に囲まれている。君は街の指導者と会った後、問題の兆候を求めて街の周囲を何時間も見回ったが、何の兆候も見られなかった。2日目の日没後、君が街の刑務所 - おあつらえ向きに街のど真ん中にある - から監視を続けていると、あまり離れていない場所からドーン! という爆発音が聞こえてきた。
もしキャラクターがバーリを通過する時に“軍団”の攻撃が起きたのなら、読め:
旅の長い1日の後、日没も間近いころ、君はバーリという小さな交易街に到着した。大通りを通る途中、君は〈鋼のごろつき亭/Steel Dog Saloon〉と看板を掲げた、古代の大型車両を再利用した酒場を見つけた。君が席について1杯目を傾けようとしたところ、あまり離れていない場所からドーン! という爆発音が聞こえてきた。
「遭遇1:バーリの攻撃/Attack on Burl」を始めろ。キャラクターが攻撃の第一波を撃退した後、彼女たちに小休憩の時間を与えろ。やがて損傷するか破壊されたサイボーグの救難信号を察知した“軍団”の襲撃兵第二波が到来し、攻撃を開始する。その時点で「遭遇2:“軍団”の増援/Legion Reinforcements」を始めろ。
2つの遭遇の合間か2つ目の遭遇の後、キャラクターたちは倒れたサイボーグや“A75百人隊長”を調査することができる。その体を調査するキャラクターは難易度14の〈科学〉判定を行う。成功したなら、キャラクターは軍団兵が大部分をサイバネティック・システムに置き換えられているものの、普通のガンマ・テラ人であると知る。また“百人隊長”は人型をしているロボットであることが判明する。キャラクターは倒した敵の鎧や武器をサルヴェイジすることができないが、装備品は他の装置を修理するのに使えるかもしれない(要は、冒険者は敵を討ち取る毎に1枚以上のオメガ・テック・カードをドローすることができる。たいていは)。
バーリについて/About Burl
バーリの街は発展した農業共同体であり、ホーン男爵領の東部に位置している。街の北側には巨大な古代の食物倉庫がずんぐりした姿を横たえている;森はその古い建物の際まで迫っている。たいていの人々が旧市街ではなく西はずれの木造家屋に住んでいる(“ビッグ・ミステイク”の後に建てられた)。
バーリの重要地点には以下が含まれる:
ネスティルの雑貨屋/Nestel’s General Store:この店には様々な工具や衣類、消費材を置いている。ネスティルが背が高く、肩をかがめがちな、灰色の肌をした無毛の人であり、不機嫌で悲観的な性格だ。
木工職人のタマラ/Tamara the Woodworker:この店は木材とおがくずでいっぱいだ。所有者であるタマラは3本の腕を持つ50歳の女性で、ガンマ・テラに居住していた古代人の幽霊が見えると主張している。たいていの街の住人は、彼女の頭にはブルトーズ/brutorz(ネオ・ペルシュロン馬)の糞が詰まっていると考えている。
バーリ街刑務所/Burl Town Jail:この小型の刑務所は街の保安官であるコナー/Konnerの事務所を兼ねている。彼は頑健な若者で、小石だらけのような緑の皮膚をした過度に神経質な男だ。コナーは賢い現実主義者で、無敵の黄金の戦士団が自分の手には負えないことをわきまえているため、プロである冒険者の指示に従うことにためらいはない。
〈鋼のごろつき亭/Steel Dog Saloon〉:古いバスの車体に台所として掘っ立て小屋を継ぎ接ぎした〈鋼のごろつき亭〉は騒がしい店だ。押しの強い所有者であるリーヤン/Leeyanは、物をつかめる3フィートのドレッド・ヘアがなければ純粋な人間として通用する35歳の女性だ。彼女は不敗の略奪者の噂を聞いているが、仕事を辞めて退去することを拒否した。